中期経営計画書の大切な理由
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こんにちは。船井総研、松本です。 2016年も残り3ヶ月となりました。 この時期にお伝えする話の一つに、中期経営計画書の重要性についての話があります。 私たちのご支援先では、経営方針発表会というものを半日、もしくは1日診療を休んで実施しております。 方針発表会を行う目的は ●2017年の所信表明をトップから伝達し、現場に理解してもらう ●3ヵ年の成長軌跡を示す ●現場スタッフの将来の夢・目標をトップが知る ●日ごろ支えていただいている方々に感謝をする場を設ける ことです。 組織には、 <1>トップに動かされている組織 <2>現場が動いている組織 (1) 納得しながら動いている組織 (2) 自主的に現場が動いている組織 と分類されます。 当然のことながら、最ももろい組織は<1>であり、最も理想的な組織は<2>の(2)です。 今後、人口減(労働者人口減=患者数減)、少子高齢化が続く中で、 治療院として成長し続けられる基盤を作るためには、 自主的に現場が動く組織を作らなくてはなりません。 治療院経営者は ・治療院業(本業) ・マネージメント業 ・経営者業 と3つがありますが、これから5年、10年を生き抜くためには、今以上に速くなる変化に順応できる、 経営者としての時流適応力が必要です。 経営のステップが上がるにつれて、「マネージメント業比率<<経営者業」と、 比率を変えていく必要があります。 ですから、この3年間で、 「マネージメント業を現場中間管理職に委譲できる体制」 を整えられるかどうかが、5年後、10年後を生き抜く肝です。 □採用が難しい □育成が難しい(定着率が低い) □患者数が減ってきた □保険制度に振り回されている □後継者がいない 今この中から1つでも感じられている方は今後更に実感することになります。 これは地域特性でも何でもなく、日本全国共通項です。 今は現状肯定するとして、今後も何も対策を練らないと、 この悩みに直面することは目に見えているわけですので、 この悩みに直面しないためにも、 「今動くことができるか」 どうかです。 この「動き方」が大切です。 どれだけ動いても動き方を間違えてしまうと逆効果になります。 正しい道筋を作るための整理書が「中期経営計画書」なのです。 この計画書に ・トップがやりたいこと…理念、ビジョン、考え方(方針) ・やれること…今ある経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報、時間)のフル活用 ・やらなければならないこと…政治、経済、社会、技術革新の4つの視点から 治療院が成長するにあたって変化していかなくてはならないこと の3つの視点を盛り込むのです。 そして、現場にしっかりと伝えるのです。 治療院にとってまさにこの計画書を作るべき時期は10月~11月です。 現在、治療院チームは、船井総合研究所の医療・介護・教育・福祉部に所属しています。 今回は、医療・介護・教育・福祉部として、治療院や、医療、介護、教育に携わる 業界の方向けの経営者合宿を11月12日~13日の2日間で行います。 詳しくは https://funaisoken.ne.jp/funai-dental2/gassyuku.html からご覧くださいませ。 中期経営計画書を作られたことのない方は勿論ですが、 既に作られている方も方針発表会を行っている方も、 経営者としての目線を高めるためにもぜひご参加くださいませ。 船井総研として関わりのある皆様には、2018年問題、2025年問題といった、 社会的問題に左右されにくい企業体質を作りながら、 永続的な治療院を築いていただけるようにサポートしていきます。 皆様の成長を心から祈願しております。
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