昨年の交通事故は増加？減少？

昨年の交通事故は増えたのでしょうか。減ったのでしょうか。
ドライブアシスト付き自動車やコロナウイルスの影響により、交通事故件数減少のニュースをよく耳にすると思います。
こちらのコラムでは、交通事故件数の増減を含めた2021年の交通事故分野の出来事についてお伝えします。

皆さん、いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の大脇です。

今回、お伝えする出来事はこちらこちらの4点です。
①交通事故件数横ばい
②交通事故専門サイトのSEO順位ダウン
③あはき療養費の仕組み変更
④交通事故のオンライン診療普及
⑤年間100名以上集患している整骨院の誕生
⑥損保会社の対応が年々厳しくなっている

それでは解説していきます。

まず、①交通事故件数横ばいからです。
こちらの表は、2021年1月～11月の交通事故件数と負傷者数、死亡者数、その前年比です。
前年比を見れば分かる通り交通事故死亡者数は減少していますが、交通事故件数は横ばいになっています

引用：警視庁HP

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/toukeihyo.html

ドライブアシスト付き自動車やコロナウイルスの影響で交通事故が大幅に減少していると言われているため、交通事故に注力しない整骨院が増えております。
しかし、交通事故件数は横ばいのため、売上を伸ばしたいと考えている整骨院経営者の方は、”今”交通事故分野に力を入れて”交通事故に遭った患者様が集まる整骨院”を目指してもらいたいです。

②交通事故専門サイトのSEO順位ダウン
Googleの定期的なアルゴリズム変動によって、交通事故専門サイトのSEO順位が下がっております。
そのため、本体サイトやPPC広告からの流入の割合が増えております。
しかし、船井総研の会員様のデータでは、交通事故専門サイトの方が交通事故の知識に関しての専門性が高く反応率（閲覧者した人が実際に整骨院に来院される率）が良いため、
会員様で2021年の交通事故専門サイトを作成した整骨院が急増しました。

③あはき療養費の仕組み変更
2021年7月1日よりあはき療養費の長期・頻回の施術等に関する償還払いに戻せる仕組みが始まりました。

引用：https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000156408_00003.html
これにより、柔道整復費の長期・頻回に関しても償還払いに変わる日が近づいていると考えられます。
そのため、今までよりも一層保険の売上を伸ばすのが難しくなるのが分かります。
実際に、厚生労働省発表のデータを見ても1店舗当たりの保険の売上が減少してきているのが分かります。

④交通事故のオンライン診療
交通事故のオンライン診療が普及し始めました。
医接連携ができていない整骨院に来院した患者様のために、整形外科がテレビ電話で診療を実施して診断書を発行する仕組みです。

これにより、近くで同時通院を許可してもらえる整形外科がなかった整骨院でも交通事故の売上を伸ばすことができるようになりました。

⑤年間100名以上集患している整骨院の誕生
詳しくはこちらのセミナーで紹介させていただきますが、船井総研会員様で2店舗の整骨院が年間の交通事故新規100名を達成しました。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/082206

また、整骨院交通事故研究会の会員様でコンサルティングを受けられている企業の内、年の月間平均新規数が3名以上の企業は45社中16社、月間平均2名以上の企業は9社、1名以上は14社となりました。

⑥損保会社の対応が年々厳しくなっている
日々のコンサルティングの現場で、損保会社の対応が厳しくなっているという話をよく耳にしたようになりました。また、交通事故分野を専門に取り扱う弁護士の方にお伺いしても損保対応の難易度が上がっているそうです。
また、今後も損保会社の対応は厳しくなると予想されます。

以上が、2021年に交通事故分野で起こった出来事でした。

交通事故の売上を伸ばそうと考えている方は、ぜひ、参考にしてください。

また、今回、こちらのコラムを読まれて、
「交通事故売上を伸ばしたい」
「交通事故専門サイトやオンライン診療について詳しく聞きたい」
という方のために、経営相談をご用意いたしました。

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https://lpsec.funaisoken.co.jp/funai-healthcare/lp/consulting/

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