整骨院・接骨院経営は儲かるのか？競合激化や保険療養費の縮小などをふまえて解説します

2021年11月8日配信

カテゴリ：: 経営コンサルティング

・整骨院を開業したいが儲かるのか？
・開業はしたもののどう儲けていけるのか？
・倒産件数が年々増加しているため厳しいのではないか？
という疑問を抱いている方が多いではないでしょうか。

現状として、整骨院・接骨院は競合激化や保険療養費の縮小なども影響し、
年々倒産件数が増えております。

そういったネガティブな情報に触れることが多いかと存じます。
しっかりと業界背景を踏まえたうえで
「整骨院・接骨院は儲かるのか？」分析して参ります。

◇◆整骨院・接骨院を取り巻く背景◆◇
①競争激化

柔道制服の施術所数が平成20年は34000か所程度だったのに対し、10年後の平成30年は50000か所にまで増えました。
さらに、鍼灸院や整体院、マッサージ業も増加しているため競争が激化しており、集患が難しくなってきております。

②保険療養費の縮小

・高齢化で医療費が圧迫している
・部位転がしや施術箇所の偽造など不正請求が横行している
ということが問題になっており、柔道整復師の保険収入である療養費が年々縮小されています。

③資金調達

不正請求問題などが横行しており、業界全体として追加融資が受けにくくなっています。

このような３つの業界背景があり、倒産件数年々増えております。

そのような状況下の中で一体整骨院・接骨院の経営は稼ぐことができるのでしょうか？
答えは「業績アップに向けてやることをやれば、業績は大きく上がる可能性があります。
実際に船井総研のお付き合いさせて頂いている院様では、
・施術者一人当たりの生産120万円/月
・コロナ渦だが出店成功
・月20名以上がホームページから集患できている
などの成果を出されています。

それでは一体どのようにして、良い成果を生み出しているのでしょうか？

◇◆整骨院・接骨院を取り巻く背景◆◇

整骨院の売上は下記の方程式で算出することができます。

売上＝患者様数×一人当たり支払額×来院回数

売上を2倍にしたい場合、下記の対策が必要となってきます。
一気に患者様数を2倍にする、
など1つの項目を増やすことはかなりの労力がかかります。
しかし、すべての項目を1.3倍にすることによって、
上記と比べてもより現実的に売上を2倍にすることが可能となります。

それではどのようにして、各項目の数値を増やしていくのでしょうか？
対策は下記です。

①患者様数

オンラインとオフラインの対策に分けることができます。

オンライン集患

→HP作成、SEO対策、ポータルサイト（エキテン、接骨ネットなど）登録、リスティング広告運用（Yahoo、Google）、SNS運用（Twitter、Facebook、Instagram）,,,etc
オフライン集患

→チラシ配布、のぼり設置、ポスター設置、紹介誘導,,,etc

②一人当たり支払額