中途採用の落とし穴!?新卒採用と同じではない採用の考え方!

2023年8月4日配信

カテゴリ:
採用 マネジメント

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の金田です。

 

今回のコラムでは中途の鍼灸・柔整の資格者採用についてお伝えさせていただきたいと思います。
中途採用について今から実施していきたい!注力していきたい!という方は是非お読みください。

 

中途採用のメリットとは

 

新卒採用は比較的フレッシュな学生をターゲットにするため、理念の浸透や働き方へのこだわりなどがなく教育がしやすいなど多岐にわたるメリットがあります。

 

一方で中途採用のメリットはどのようなところにあるのでしょうか。
主に以下が挙げられます。
1、採用決定から入社までの期間が短い

 

⇒新卒採用者の多くは内定を入職する年の前年に獲得します。
つまり新卒採用をするためには学生の卒業年の前年から積極的に動かなければなりません。
一方で中途採用は応募⇒面接⇒入社まで最短で1か月ほどで決まり、即戦力人材としての活躍が期待できます。

 

2、基礎的な技術をある程度網羅している

 

⇒柔道整復師の中途採用者は前職でも治療院で勤務している可能性が高く、指圧や外傷対応などの臨床経験を数多く積んでいることがあります。
この場合、保険診療などの対応はすぐにお任せすることもでき、勤務初月から売上を挙げていただく人材になっていただけます。

 

3、現場慣れしているため患者様対応もそつなくこなせる

 

⇒1で説明したように前職での勤務により患者様対応を経験していることが多いです。中途採用者には開業経験や分院長経験を持つ優秀な方もおり、院の対応の質が向上する可能性も多いにあります。

 

4、管理柔整の資格を保持している可能性がある

 

⇒採用をお考えの方の中には将来の店舗展開を考えている方も多いと思います。
新卒採用では整骨院での実務経験は3年間必要となり、すぐに院長になることができません。しかし中途採用であれば管理柔整師の資格を持っていることもあり、店舗展開における院長候補として育成を始めることができます。
※管理柔整師の実務要件
2022年4月から2024年3月までに届出する場合 2年間の実務経験
2024年4月以降に届出する場合 3年間の実務経験

 

他にもありますが以上が主な部分でしょうか。
新卒採用とは違うメリットのある中途採用も積極的な活用をできればより採用を加速させることができます。

 

ここだけ知ってほしい!中途採用者と新卒採用者の考え方!

 

過去新卒採用についてコラムを執筆しましたが学生の考え方は時代とともに変遷しているということをお伝えさせていただきました。
まだの方は下記からぜひお読みください。
【最新】柔整師採用の常識が変わる!?これから抑えておくべきポイントをご紹介!

 

一方で中途採用をする際に必ず抑えていただきたいことがあります。
それは転職者の視点を汲み取った求人にすることです。
私が中途採用に注力する企業様に間違いなくお伝えすることです。
ここを見落としてしまうとどれだけ良い会社でも転職者には響きません。

 

例えばこのような方への打ち出しはどうすればよいでしょうか。
【Aさんの場合】
地元の整骨院で働いている男性です。結婚も視野に入れた彼女がいます。
現状の働き方には満足していますが、今の給料ではとても彼女を養うことができません。
現在の整骨院では給料が上がる見込みもなく、転職先を探しています。

 

【Bさんの場合】
大手のグループ院で働いている男性です。
定時は20時ですが毎日21時ごろの帰宅が続いており、休みも週1日です。給料は働いた対価をもらっていますが、もう少し自分の時間がほしいと思っています。しかし今の院では役職についているということもありなかなか休みの取得や定時の時間で帰ることができないため、転職先を探しています。

 

はい。こちらは私のクライアントの中途採用者にヒアリングした転職でよくある理由でございます。
特にBさんの事例はとても多いですね。
皆様は上記のような方がいた場合どのような打ち出しが有効だと考えますでしょうか。
一度考えてみていただければと思います。

 

そうなんです。新卒採用の時とはまったく違った打ち出しをしなければならないのです。
肌感なのですが新卒の方には「成長できる環境」や「技術力がすごい」、「院の雰囲気が良い」という打ち出しがよく映る印象を受けます。
しかしどうでしょう。AさんやBさんに「成長できる環境を提供します!」「技術力が圧倒的にすごい」「院の雰囲気が良い」と打ち出したとしましょう。
おそらくそのままスルーされるでしょう。

 

ちなみに上記のような打ち出しをしてはいけないということではありません。
お伝えしたいのは中途求人に応募する方=転職者が何に困っているのかを理解したうえで求人を作成しないといけないということです。

 

すべてを網羅した打ち出しは難しいです。
しかし転職者が「成長環境」を求めているのか、「労働環境」を求めているのか、「労働条件」を求めているのかというボリューム層をしっかりと理解して、そのうえで自社が打ち出せる強みをぶつけていくべきなのです。
そこに自院の強みだけを押し付ける求人はご法度です。

 

直近のクライアントの事例でお伝えすると
「スキルアップをしたい柔道整復師の方、大歓迎 です!」といった文言から「【完全週休2日】未経験でも最短1か月で施術デビューできます!」といった文言に変えたことによって応募が増加したという院様もございました。

 

そのほかにも「【完全週休2日】最短1年で昇給可能!〇〇駅徒歩〇分の好立地!有給取得率100%!」という文言や「【初任給〇〇万円~/未経験OK!】賞与年2回!長期休暇取得可能♪」という文言で打ち出しを変えて反応率が上がった院もございます。

 

このような形で求人一つとっても見せ方で反応が変わることがあるのです。

 

最後に

 

いかがだったでしょうか。
当たり前と言えば当たり前ですが意外に見落としがちな転職者の視点。
実は皆様の院の求人も自院の強みを押し付けているだけだったのかもしれません。

 

まずは現在の中途求人媒体で載せている自院の強みが本当に転職者に響いているのかどうか。少しでも意識していただけると幸いです。

 

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是非この機会にご相談いただければと思います。
少しでも皆様の採用活動のお役に立てますと幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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