もう集客で困らない!整骨院・整体院が実践すべき「5つの集客ステップ」

2025年6月23日配信

カテゴリ:
整骨院経営

こんな悩みを抱えていませんか?

「整骨院の集客に伸び悩みを感じている…」

「新規患者を増やしたいけど、何から手を付ければいいか分からない」

「Webからの集客を強化したいけど、具体的な方法が知りたい」

「患者さんのリピート率をもっと高めたい」

「患者さんとの信頼関係を深め、長く通ってもらいたい」

もしあなたが上記のようなお悩みを一つでも抱えているなら、このコラムがきっとお役に立ちます。整骨院経営において最も重要な「集客」に焦点を当て、具体的な戦略から実践的なノウハウまで、分かりやすく解説していきます!

❓整骨院経営における「集客」とは❓

整骨院経営における「集客」とは、単に新規患者を呼び込むことだけではありません。患者様が貴院の存在を知り、関心を持ち、来院を決断し、さらには継続して通院してくださるまでの一連の「導線」と「受け皿」を設計し、最適化していく活動全体を指します。

これは、たとえるなら「本屋」での集客と同じです。どんなに素晴らしい本(貴院の施術)があっても、それがお客様の目に触れ、手に取ってもらえる場所に置かれていなければ、売れることはありません。本屋での「POPを立てる」「店員おすすめランキングに入れる」「平積みにする」といった工夫が、整骨院における「導線戦略」にあたります。そして、本そのものの魅力や内容(施術の質やカウンセリング)が「受け皿戦略」となるのです。

現代の整骨院業界は、施術所数の増加や集患コストの高騰という厳しい現実に直面しています。このような状況下では、ただ新規患者を集めるだけでは売上向上には繋がりません。患者様の多様なニーズを正確に捉え、オンラインとオフラインの両面からアプローチを仕掛ける「戦略的な集客」が不可欠なのです。

集客の成功は、貴院の安定した経営を支え、ひいては多くの患者様の健康をサポートすることに繋がります。このコラムを通して、その具体的な方法を一緒に見ていきましょう。

対策を取らないとどうなる?放置リスクと現実的な課題

整骨院経営において、集客への対策を怠ることは、目先の利益だけでなく、長期的な経営安定性にも深刻な影響を及ぼします。

売上の頭打ちと減少

最も直接的な影響は、売上の頭打ち、さらには減少です。新規患者の獲得が滞れば、いくら良い施術を提供していても、売上は伸び悩んでしまいます。また、集患コストは年々増加傾向にあります。対策を講じなければ、新規患者一人あたりの獲得コストが高騰し、利益を圧迫することになります。

既存患者への負担増大

新規患者が減少すると、既存患者からのリピートに頼る割合が増えます。しかし、リピートにも限界があり、施術回数や自費メニューの提案が過剰になりがちです。これにより、患者様が「売り込まれている」と感じ、信頼関係を損ねてしまうリスクも発生します。

地域での競争力低下と知名度喪失

整骨院は全国的に増加しており、地域内の競争も激化しています。対策を取らなければ、競合院に患者が流れ、貴院の存在自体が地域で認識されなくなる可能性があります。特にGoogleビジネスプロフィール(MEO対策)やSEO対策を怠ると、オンライン検索で「見つけてもらえない」という致命的な状況に陥ります。

スタッフのモチベーション低下と離職リスク

集客がうまくいかず、売上が低迷すれば、スタッフの給与や待遇に影響が出る可能性があります。また、患者様との接点が減ることで、施術者は自身のスキルを発揮する機会が失われ、仕事へのやりがいを感じにくくなることもあります。これは、スタッフのモチベーション低下や離職に繋がり、さらなる経営悪化を招く悪循環に陥る危険性があります。

最新の時流への乗り遅れ

現代の集客は、アナログな手法だけでなく、Webマーケティングやデジタルツール活用が不可欠です。こうした最新の時流に適応できなければ、競合との差は開く一方となり、経営の持続可能性が脅かされます。変化を恐れず、常に新しい情報を取り入れ、柔軟に対応していくことが、これからの整骨院経営には求められます。

まず取り組みたい基本的な5つの集客ステップ

集客を成功させるためには、多角的なアプローチが必要です。ここでは、まず取り組むべき基本的な集客対策を5つご紹介します。

1️⃣「導線戦略」と「受け皿戦略」の全体像を理解する

集客は、患者様が貴院を知り、最終的に来院するまでの「導線」と、来院した患者様を確実にリピートに繋げる「受け皿」という2つの戦略で成り立っています。

  • 導線戦略:患者様が貴院の存在を知り、興味を持つきっかけを作る戦略です。Web検索、SNS、広告、ポータルサイトなどがこれにあたります。
  • 受け皿戦略:貴院にたどり着いた患者様が「ここなら安心して任せられる」と感じ、来院や継続利用を決意する要因となる戦略です。ウェブサイトの充実、初診カウンセリングの質、施術効果の見える化などが含まれます。

この両輪をバランスよく強化していくことが、集客成功の鍵となります。

2️⃣ホームページ(HP)を最大限に活用する

貴院のHPは、インターネットという「荒野の一軒家」のような存在です。ただ作成するだけでは誰も見つけてくれません。HPは、患者様が貴院を比較・検討し、来院を決断するための「受け皿」として機能させる必要があります。

  • SEO対策で「見つけられやすく」する
    • コンテンツSEO(症状別ページ):患者様は「腰痛」「肩こり」など症状名で検索することが多いため、各症状に特化した専門ページを充実させましょう。患者様が「何を知りたいのか」を想像し、その答えとなる情報(治療法、料金、効果、期間など)を具体的に掲載することで、Googleからの評価も高まります。オリジナルの写真や図解、動画も有効です。
    • キーワード選定:患者様がどのようなキーワードで検索しているかを分析し、関連性の高いキーワードをHP内に自然に盛り込みます。
    • E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)の意識:治療院の経営理念、施術家の想い、資格、実績、患者様の声などを「初めての方へ」ページなどに明記し、信頼性を高めます。
    • モバイルフレンドリー:スマートフォンの表示に最適化されているかを確認し、ページの表示速度も改善しましょう。
  • 「来院したい」を促す受け皿作り
    • 料金情報の明確化:患者様が重視する料金は、目立つ位置に配置し、回数券やコースなどお得なプランも掲載して分かりやすく伝えましょう。
    • 院の特徴を明確に:施術内容、利便性(駐車場、キッズスペース、土日営業、Web予約など)、院の雰囲気、スタッフの紹介など、貴院ならではの強みを分かりやすく訴求します。

3️⃣マップ検索(MEO対策)を強化する

GoogleマップやYahoo!プレイスなどのマップ検索は、地域での集客において非常に重要です。検索順位の上位に表示されるためには、以下のポイントが鍵となります。

  • 口コミの「数」と「質」:地域で一番の口コミ数と高い評価を目指しましょう。口コミ投稿の際に、患者様に検索してほしいキーワード(例:「地名+整骨院」「症状名」)を含めてもらうよう誘導し、貴院からの返信にもこれらのキーワードや地名・屋号を記載することが効果的です。
  • 情報の最大化:GoogleビジネスプロフィールやYahoo!プレイスの基本情報(住所、電話番号、施術時間、サービス内容、駐車場有無、コロナ対策など)を全て埋め、写真を豊富に掲載しましょう。特に院の内観・外観、施術中の写真、院長やスタッフの顔写真、患者様とのツーショットなどは安心感に繋がります。
  • 投稿機能の活用:マップの投稿機能を使い、定期的に「地域名」「症状名」「施術名」「屋号」を含んだ情報を発信しましょう。

4️⃣初診カウンセリングの質を高める

新規患者が来院しても、リピートに繋がらなければ集客は成功とは言えません。初診カウンセリングは、患者様との信頼関係を築き、通院の必要性を理解してもらうための最も重要な「受け皿」です。

  • 「傾聴力」で潜在ニーズを引き出す:患者様は、表面的な「痛み」だけでなく、その先の「理想の生活」や「潜在的なニーズ」(例:旅行に行きたい、仕事に集中したい、子育てでストレスを抱えたくないなど)を抱えています。施術者が一方的に話すのではなく、患者様の言葉に耳を傾け、心から共感する「傾聴」を徹底し、これらの潜在ニーズを引き出すことが重要です。
  • 「共に」理解する姿勢:患者様のお身体の状態を「共に」正しく把握するという意識を持ちます。痛みや悩みに共感し、患部に触れることで安心感を与えましょう。
  • 視覚的な説明で「納得」を生む:鏡、写真、骨模型、ホワイトボード、紙芝居ツールなどを用いて、患者様自身が自身の身体の状態(Before→After)を客観視できるように説明します。難しい専門用語は避け、患者様にイメージしやすい言葉で伝えましょう。
  • 治療の「価値」を明確に伝える:「この治療を続ければ改善する」と実感してもらうために、施術の前後で変化を明確に伝え、なぜその施術が必要なのか、今後どう変化していくのかを論理的に説明します。自費治療を提案する際は、売り込むのではなく、それが患者様の根本原因解消に繋がる「ベストな治療」であることを価値として伝えることが重要です。

5️⃣リピート率向上のための継続的な関係性構築

集めた患者様に長く通っていただく「固定客化」は、安定経営に不可欠な要素です。

  • 患者様のゴールを共有する:施術計画の段階で、患者様の理想の姿(ゴール)を再確認し、その目標達成のために必要な治療期間や通院ペースを具体的に伝えます。カレンダーや治療計画書などのツールを用いて、視覚的に共有することも有効です。
  • 施術の「価値化」を継続する:来院ごとに施術の効果を患者様自身が実感できるよう、視覚・聴覚・体感覚を使って明確に伝えます。施術中は「今何をしているのか」「なぜここを施術するのか」を実況中継することで、安心感と施術への理解を深めます。
  • 来院外での接点を持つ:ニュースレターやLINE公式アカウントなどを活用し、来院時以外でも定期的に健康情報や院の最新情報、お得なキャンペーンなどを発信することで、患者様との関係性を深め、再来院を促します。会員制の導入も、患者様の来院頻度を高める有効な手段となり得ます。
  • KPIを活用した改善:リピート率や患者単価など、KGI(最終目標)を達成するためのKPI(重要業績評価指標)を設定し、その進捗を定期的に確認・分析することで、課題を早期発見し、具体的な改善策を講じることが可能になります。

🔍よくある質問

ここでは、整骨院の集客に関するよくある質問にお答えします。

Q1:Web集客は費用がかかりそうですが、費用対効果は高いですか?

A1:はい、正しく運用すれば費用対効果は高いです。リスティング広告はクリック課金型であり、ターゲットを絞り込むことで無駄な費用を抑えられます。SEO対策は効果が出るまで時間がかかりますが、上位表示されれば長期的に安定した集客が見込めます。Googleビジネスプロフィール(MEO対策)は、無料で始められる対策が多く、地域密着型の集客に非常に有効です。まずは無料でできるMEO対策やSEOの基礎から始めることをおすすめします。

Q2:Webサイトは持っていますが、あまり集客できていません。どうすればいいでしょうか?

A2:Webサイトが集客できていない場合、主に「導線(見つけられにくさ)」か「受け皿(来院に繋がらないコンテンツ)」のどちらかに課題があることが多いです。まずは、貴院のサイトが検索エンジンで上位表示されているか(SEO)、Googleビジネスプロフィールの情報が充実しているか(MEO)を確認しましょう。次に、サイトの内容が患者様のニーズに合致しているか、料金や施術内容が明確に伝わっているか、E-E-A-T要素が強化されているかなど、「受け皿」としての質を徹底的に見直すことが重要です。

Q3:口コミを増やすにはどうすればいいですか?

A3:口コミは、Web集客において非常に重要な要素です。患者様に口コミ投稿を促すための具体的な仕組みを院内に導入しましょう。例えば、口コミ投稿用のQRコードを設置したり、口コミを書いてほしい内容の参考例をまとめたツールを渡したりするとスムーズです。また、良い口コミだけでなく、悪い口コミにも真摯に返信することで、貴院の誠実な姿勢が伝わり、信頼度向上に繋がります。

Q4:初診カウンセリングで患者さんに自費治療を提案する際、押し売りにならないか不安です。

A4:最も大切なのは「売り込む」のではなく、「価値を伝える」ことです。患者様の潜在ニーズをしっかり引き出し、「その悩みを根本的に解決するためには、この自費治療がベストな選択肢である」という論理的な理由を、視覚的なツールも使いながら丁寧に説明します。患者様自身が「この治療を受けたい」と納得して選択できるよう、信頼関係を築くことを最優先しましょう。

Q5:スタッフの教育に力を入れたいのですが、何から始めればいいでしょうか?

A5:スタッフの教育は、貴院のサービス品質と成長に直結します。まず、貴院の経営理念やビジョンをスタッフ全員に浸透させ、共有することから始めましょう。次に、明確なキャリアパスと評価制度を整備し、スタッフが自身の成長を実感できる仕組みを作ります。そして、技術教育だけでなく、傾聴力や言語化力といったカウンセリングスキルを向上させるための研修やロールプレイングを定期的に実施することをおすすめします。

👥まとめ&整骨院経営で困ったときの相談先

ここまで、整骨院の集客に関する多岐にわたるテーマをお話ししてきました。変化の激しい現代において、安定した経営を続けるためには、従来のやり方だけでは立ち行かなくなる時代です。患者様の「なんとなく」の行動変化を見逃さず、常に新しい視点を取り入れ、柔軟に対応していくことが何よりも大切になります。

🔑これからの整骨院経営に大切なこと

今日のコラムで繰り返しお伝えしたかったのは、以下の3つの柱です。

✅「導線戦略」と「受け皿戦略」の強化:患者様が貴院を見つけ、選んでくださるまでの流れ(導線)を明確にし、来院に繋がる情報提供の質を高める(受け皿)ことが、集客の基本です。ウェブサイトの症状別ページを充実させたり、Googleビジネスプロフィール(MEO対策)を徹底したり、LINE公式アカウントでスムーズな問い合わせ導線を構築するなど、オンラインでの「見つけられやすさ」と「選ばれやすさ」を追求していきましょう。

✅患者様のニーズに寄り添う「初診カウンセリング」の徹底:来院された患者様は、単に痛みを取りたいだけでなく、その先の「理想の生活」や「潜在的なニーズ」を抱えています。施術者として一方的に話すのではなく、患者様の言葉に耳を傾け、心から共感する「傾聴力」を磨き、視覚的なツール(鏡や写真、紙芝居ツールなど)を活用しながら、患者様自身が自身の体の状態を理解し、納得できる説明を行うことが、信頼関係構築と通院継続の鍵となります。

✅「施術の価値化」と「継続的な関係性構築」によるリピート率向上:患者様に「この施術を受け続ければ、本当に良くなる」と実感していただくためには、施術の前後で変化を明確に伝え、なぜその施術が必要なのか、今後どう変化していくのかを論理的に説明することが不可欠です。また、ニュースレターやLINEを通じた定期的な情報発信、会員制の導入など、来院時以外でも患者様との接点を持ち、関係性を深める努力が、安定したリピートに繋がります。

現代の整骨院経営は、単に治療技術が優れているだけでは成り立ちません。患者様の心理を理解し、デジタルツールを効果的に活用しながら、一貫した質の高いサービスを提供していく「総合力」が求められています。

👥整骨院経営で困ったときの相談先

「今日のコラムは参考になったけど、具体的に自分の院でどう進めればいいか分からない」「もっと最新の集客事例や具体的な施策について知りたい」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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