【第2波到来】2020年後半に整骨院が行うべき施策

いつもご購読ありがとうございます。
船井総合研究所・整骨院経営コンサルティンググループの後藤です。
2020年の整骨院業界はコロナウィルスの影響もあり、業績の高い整骨院と業績の下がった整骨院で二極化が一層顕著になりました。
本日は上半期に業績が良かった整骨院の特徴と第2波が拡大している状況を踏まえて、
今後行うべき取り組みをお伝えさせていただきます。

2020年前半に業績が好調だった整骨院の特徴
①ぎっくり腰・寝違えなどの急性症状の患者様が多い
②自律神経失調症など患者様の悩みが深い症状の施術に力を入れている
③交通事故関連の患者様を多く集患している
④既存患者様の離反率が低い

①②について、上記に記載させていただいた症状は4月に発令された緊急事態宣言下でもインターネット上で検索ボリュームが減少しておりません。
突発的に発生してしまう急性症状や患者様にとって深刻度が高い自律神経系の悩みは緊急時・非常時でも世の中のニーズが多いことが分かっています。
これらの症状をしっかりと集患していく為に導線と受皿をそれぞれ構築する必要があります。具体的な取組はそれぞれ以下の通りです。

導線の拡張―緊急性の高い症状へのPPC広告での入札やSEO・MEO対策の実施
受皿の作成―自社ホームページやGoogleマイビジネスの商品欄・エキテンのメニュー欄での適応症状ごとのページ・メニュー作製

これらの取り組みはホームページを既に持たれている整骨院様の場合、
比較的短期で実行できる取組ですので最優先ですすめることがおすすめです。

③について
４・５月の交通事故の発生件数外出自粛の影響を受けて、昨年比で約40％減少していました。
一方で弊社クライアント企業様の交通事故集患数・カルテ枚数を確認したところ、
元々保持していたカルテ枚数が多ければ多いほど、事故件数の減少の影響を受けていない状態になっています。
緊急事態宣言下の交通事故治療は通常時に増して、患者様が集まる院と患者様が集まらない整骨院の差が大きくなっているので、交通事故で売上を構築していく為には交通事故に関する施策をオンライン・オフライン合わせてやりきる事が重要です。

オンライン施策―交通事故専門サイトの構築・既存サイトへの交通事故治療ページ作製・事故系キーワードへのPPC広告掲載
オフライン施策＝既存患者様への院内啓蒙・交通事故施術に関する認知率向上施策・地域の医療機関・板金屋等交通事故患者様が集まる各種法人との連携

④既存患者様の離反対策
既存患者様のリピート率が元々高かった整骨院様の多くはコロナにより患者様の離反が多くは見られませんでした。
少し思い返してほしいのですが、今年の4月・5月に離反した患者様の多くは、腰痛や肩こりなど痛みを解消するために通院をはじめ、ある程度よくなってきたタイミングの方ではなかったでしょうか？
このような方は外出の自粛が求められる状況になってしまうと、ある程度体の痛みは取れてるしもう通院はおわりでいいか。と自己判断での離脱を起こしてしまいます。そのような事態を避けるためには初診のタイミングで患者様の目的意識を鎮痛→痛みがそもそも起きない状態を作ることに高めてあげることが必要です。
患者様に一歩先・二歩先のどのような状態になっているべきなのか？が分かるような治療計画を明示できるようになることがこれからの整骨院には求められることになります。

実施する必要があることー治療コンセプトの見直し・初診対応のブラッシュアップ

他にも行うべきことは様々ありますが、最優先ですべての整骨院が行うべき施策は上記の通りです。すぐにできる事から少し時間がかかるものまで上げさせていただきましたが、これらの取り組みを最短で進めていくことが整骨院が2020年下期を乗り切るためには必要になります。

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