【最新版】整骨院経営で業績が上がる仕組みとは？

2021年11月9日配信

カテゴリ：: 経営コンサルティング

整骨院経営で業績を上げることは非常に重要なテーマです。
業績を上げたいのに上がらなかったり頭で理解していても想定通りにならなかったり。
一方で、業績は上がるけど安定していないなど業績アップについては課題が付き物です。
本日は業績が上がる仕組みについて解説したいと思います。

本コラムをお読み頂きたい方
・整骨院の経営者、幹部で業績を上げたい方
・業績を上げる仕組みを知りたい方
・今後、整骨院を開業する予定があり業績アップのヒントを得たい方
・業績の仕組みを整備して安定的に業績を上げたい方

整骨院経営で押さえておかないといけないこと

整骨院は国家資格である柔道整復師が運営し保険施術を扱ったり自費施術、交通事故施術を行ったりするところです。
その保険が柔道整複療養費と呼ばれるもので年齢によりますが３割負担で施術を受けることが可能です。ただし、柔道整復師が患者を診る場合、健康保険を適用できる症状は限られています。具体的な例としては以下の通りです。

・骨折（※不全骨折も含む）
・脱臼・捻挫
・打撲
・挫傷
・負傷原因が急性や亜急性の外傷性の負傷

まとめると、緊急性の高い外傷かそのリハビリに限られています。よく慢性的な症状で整骨院を利用する人がいますが、原則的に保険の適用外となり留意しないと不正請求の温床にもなりやすいです。

その柔道整復療養費が厚生労働省発表によると平成２４年をピークに年々減少しています。ただ、整骨院件数は年々増えており必然的に競争が激化しているといっていいでしょう。

整骨院で業績アップをするための基本について

整骨院の経営において前述した通り、保険施術で経営を行っていくことは困難になってきています。
そこで基本に立ち返って頂きたいと思います。

「売上＝カルテ・レセプト枚数×１来院あたり収入×来院回数（×店舗数）」

この売上公式を見ると基本的に３つしか上げられるものがないのです。
①カルテ・レセプト枚数
②１来院あたり収入
③来院回数

ステップ１：目標数値は何か？
ステップ２：現状の数値は何か？
ステップ３：ギャップを埋めるための施策は何か？

このステップを基本にＰＤＣＡサイクルを回すことで業績が上がります。

業績アップの仕組みについて

仕組みを作るというのは、業績を右肩上がりもしくは安定的に伸ばすための状態を作るということです。

現在の整骨院経営で重要視しないといけない数字が２点あります。
①人事生産性＝最低１００万円以上／月
②稼働率＝７０％以下

詳細は今回のコラムテーマとずれてしまうので割愛をさせて頂きますが、様々なコストが上がっている中でどの規模になっても上記①は必要であり、働き方を問われる時代の中で予約枠をすべて埋める施術体制は求められていませんので上記②の体制が整備することが大事になります。

さて、弊社では仕組みを作るために下記の通りソリューションモデルを提唱しています。
商圏＝半径1.5㎞～3㎞（人口3～7万人）
ターゲット＝整骨院を知らない不調を根本改善したい患者様＝治療目的
サービス＝不調の原因にアプローチ＝「効果」売り
価格＝2,000円～4,000円
集患手法＝ＷＥＢ、紹介
初診対応＝施術者主導

まずこの状態を構築することが業績を上げる仕組みのスタートです。
その上で、
都度払い／回数券／会員制／プリペイドなどの手法を採用していくのが望ましいです。

さらに、経営理念、ミッション、ビジョン、治療コンセプトは何かという目的に紐づく手法を導入できているかという点も忘れがちなので留意する必要があります。
手法だけで進めるとうまくいったとしてもスタッフのモチベーションが継続しなくなってきます。必ずです。

あとは、前述した①と②を実現するためのＫＰＩ（重要業績評価指標）を設定し達成するための課題解決を実行して検証して改善していくプロセスを繰り返して次のステージへ。
非常にシンプルです。

まずが、皆様の整骨院の業績が上がる状態（仕組み）が整備されていますか？
まずはここからです。