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いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の金田です。
今回のコラムでは新卒の資格者採用についてお伝えさせていただきたいと思います。
新卒採用について今から実施していきたい！注力していきたい！という方は是非お読みください。
柔道整復師数の減少
昨年も同じ時期にコラムを執筆させていただきましたが柔整師の業界離れは顕著に表れており、その中で今年の合格者数と合格率。
（過去のコラムはこちらから）※23年5月時点でも最新データとなっております。
昨年のデータでは年間で約2,300人ほどの柔整師が減少し、今年の合格者数は2,244人。
いよいよ柔整師の数が減少していくフェーズに入ったかもしれません。
これらの結果は今後の治療院業界が発展していくために非常に大きな転換点となりうる可能性があります。
それではこの時流からみる今後の採用活動の変遷を考えてみましょう。
採用活動の考え方
データから見た柔道整復師は減少傾向に転じているという転換期。
これからは採用活動自体の考え方を変えなければなりません。
大きな考え方としては「採用活動 ⇒ スタッフ数の持続的な成長」という観点で考えないといけないということです。
これまでたくさんの企業様から採用についてご相談を受けましたがその中の多くの企業が「採用活動」に注力したいというご相談でした。
しかしそれだけではいけません。
これから柔整師の数が減っていくかもしれない業界で「今」は採用活動がうまくいっても「これから」上手くいくかどうかはわかりません。
「スタッフ数の持続的な成長」が達成されなければならないのです。
そしてこの「スタッフ数の持続的な成長」とは「採用活動」への注力と同時に「離職防止」に注力するということです。
「採用活動」に注力するのと同じくらい「離職防止」への注力は最重要課題の一つです。
しかしそこに目を向ける企業はほんの一部です。
もちろん企業によっては離職をある程度許容していることもありますので一括りには言えませんが多くの企業が離職への対策を意識的に行っていません。
採用が難しくなる時代だからこそ「離職防止」に目を向けてみることをおすすめいたします。
採用活動の方針が変わる！？
柔整師が減少していく一方で少しずつ増加しているのが鍼灸師です。
第31回の試験ではり師の合格者数が2,877名（合格率70.4%）、きゅう師が2,875名（合格率71.7%）となっており、安定的な合格率と合格者数を維持しております。
急激に数値を落とした柔整師界隈と打って変わって安定的な供給ができている資格になります。
また近年では資格を持たない整体師の活躍もよく耳にします。
持続的に成長している企業の中には、
柔整師の採用が難しい地域で整体師採用を実現して整体院として店舗拡大をしている企業や整体師採用後5か月で生産性100万円達成した企業など柔整師や鍼灸師の資格を持たずとも活躍する場を提供している企業もあります。
このように柔整師のみならず鍼灸師や整体師にフォーカスして採用をしている企業様もあります。
もちろん柔整師には柔道整復療養費を活用できる、自賠責保険を活用した事故患者様の対応ができるなどたくさんのメリットがあります。
一方で上述したように鍼灸師・整体師採用によって急成長している企業様が出てきたことも事実です。
持続的成長をする経営においては鍼灸師・整体師の活躍する場を設けることが必須になる時代が来るかもしれません。
学生の考え方は変遷している？？
ここまで採用活動の変遷をお伝えいたしました。
一貫してお伝えしたいのは「これまでの採用活動のみでは通用しなくなる時が必ず来る」ということです。
これは学生自身の考え方が変遷しているということでもあります。
皆様が学生だったころはどうでしょうか。
人によって違いますが「とにかく稼ぎたい！」「車や時計にあこがれる！」「朝から晩まで働くぞ！！」という考えだったのではないのでしょうか？
今の学生世代は「Z世代」と言われています。
Z世代の考え方は全く異なります。傾向として「仕事とプライベートのバランスを重視したい」「インターネットやゲームが欲しい！」「多様性を重視する」考えが多いです。
このような考え方の遷移とともに採用活動も変えていかなければなりません。
今までは給与体系や経営の想いだけで採用に成功していたという企業の考えはすでに通用しなくなり始めています。
学生が何を欲しているのか。変遷し続けている学生の考え方をしっかりと把握しましょう。
最後に
新卒採用にこれから注力していきたいという方へ今までの採用活動とこれからの採用活動の変遷をお伝えさせていただきました。
まずは一つでも意識して実行していただけると幸いです。
少しでも皆様の採用活動のお役に立てますと幸いです。
船井総研では近年マーケティングにおける業績UPのみならずマネジメント（採用・教育・評価）の観点からサポートさせていただいております。
「業績拡大のために人財採用をしたい」「今後のスタッフ育成について不安がある」などのお悩みも無料で個別対応させていただきます。
是非この機会にご相談いただければと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。
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