【整骨院向け】従業員数5名から始める評価賃金制度の作り方!よくある失敗や成功している整骨院の構築・運用

2023年9月6日配信

カテゴリ:
評価賃金制度 マネジメント 評価 給料

皆様の院の業績は好調でしょうか?
業績が好調な企業様もあれば、
これからどんどん業績を上げていきたいと思っている企業もあるかと思います。
業績を上げていくときに必要なものは
マーケティングとマネジメントの両輪をいかに掛け合わせて進めていくかです。
今回はマネジメントに重きをおいて話をしたいと思います。

 

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
(株)船井総研の萱間です。

 

経営において重要な項目の一つとして組織力向上が挙げられます。
では強い組織を創っていくためにはどのような要素が必要でしょうか?

 

組織力を高めていくうえで下記の項目を意識していく必要がございます。

 

【やりがいを持って働ける環境の整備】
①共感できる企業理念やビジョンの存在
②仕事への誇りステイタスの確立
③自身の将来像が描ける
【安心して働ける環境の整備】
④社員間の関係性が良好
⑤上司を信用・信頼している
⑥部署間の関係性が良好
⑦衛生的な環境の充実
⑧報酬制度の充実
⑨評価制度の充実
⑩働きやすい環境の充実
⑪企業ビジョンと合致した採用の実践

 

組織力を高めるために①~⑪の順番で上げていく必要がございます。

 

まずは①~③の「やりがいを持って働ける環境の整備」を行い
従業員満足度の土台ととらえ、
その土台の上に乗る「安心して働ける環境の整備」が整うと組織力は上がっていきます。

 

「安心して働ける環境の整備」の中でも
今回は評価制度で強めていきたい項目を基に解説をします。

 

①社員の能力や成績に応じて求める役割(キャリア)を明確にする
②会社が社員にやってほしいこと(仕事)明確にする
③社員ひとりひとりの頑張りを公平公正に見える化し、それに報いる

 

①社員の能力や成績に応じて求める役割(キャリア)を明確にする

 

会社の将来ビジョンに合わせて多様なキャリアを会社が作ります。
「何ができれば職位や役職が上がるのか」
「その職位や役職ではどのような仕事が求められるのか」

 

これらを明確にすることで、社員は自分の将来をイメージできてやりがいをもって働くことができます。

 

②会社が社員にやってほしいこと(仕事)明確にする

 

下記の行動において会社がやってほしいことを評価項目として作成します。

 

①仕事に関する行動
②組織の一員としての行動
③管理職としての行動

 

その際、どのような考え方でどのような行動をとれば会社の業績が上がり、
自分の評価が上がるのかを明示します。
そうすることで社員は自分の役割や責任の中で、
どのような考えやスキルを身につける必要があるのかイメージできて、
自主的に行動するようになります。

 

③社員ひとりひとりの頑張りを公平公正に見える化し、それに報いる

 

社員の仕事の頑張りを全社員共有の評価項目・評価シートで見える化し、
公平公正な結果を給与に反映します。
また非金銭的報酬も重要になります。
それは、社員が頑張った結果を、面談を通して承認することです。
認められることは社員の働く動機付け(モチベーション)のひとつです。

 

日頃の仕事に対する取組みへの感謝と承認、
次の成長に向けたアドバイスを具体的な行動プランとともに伝えることが重要です。

 

以上のポイントを踏まえて人事評価制度を構築し運用していくことが、
社員のやりがいを高めて行くと組織力が高まり業績アップにつながります。

 

◆評価賃金制度とは?

 

まず、評価賃金制度の目的や各制度について紹介をいたします。

 

評価賃金制度とは、
企業の目標達成のために仕事をした従業員の仕事を評価するためにあります。
イメージしやすいものだと、学校における成績表がこれにあたります。

 

ここで重要なこととして、
企業の目標達成のために仕事をしたことを評価するための物であって
賃金を決めるためやただ評価するために存在しているのではございません。

 

明確に評価する基準を設けることで
企業側は、
①企業の目標達成のための組織を作っていける
②正しく従業員の仕事の結果を評価し報酬やキャリアを決められる

 

従業員側は、
①会社でのキャリアステップが明確になることで自分のキャリアを構築しやすくなる
②結果を出すことで報酬やキャリアが決まるのでやりがいを感じられる

 

などのメリットがあります。

 

評価賃金制度といっても様々な形が存在をしておりますが、
船井総研では、「等級制度」「評価制度」「賃金制度」「処遇制度」の4つの制度から
評価制度を構築しております。

 

◆等級制度

 

社内での位置づけを決める制度となります。
一般的なものは、新卒入社から院長もしくはマネージャーまでを
5段階もしくは6段階に役職を分け、各それぞれに求められる基準や責任を明確にします。
各等級に基づいて報酬等を決めていきます。

 

◆評価制度

 

業績アップや会社として必要な行動をまとめ評価する仕組みのことを指します。
従業員の成果や能力、知識量によって評価を行っていきます。
評価制度の点数によって等級や報酬の決定を行っていきます。

 

◆賃金制度

 

等級・評価に基づいて、各従業員の報酬を決める制度となります。
報酬とは、賃金、賞与、手当が含まれており、明確な基準を設けることで
従業員も納得して働くことができます。

 

◆実際の事例

 

整骨院業界では、主に柔整師・鍼灸師の職種で作成していきます。
いままの整骨院では、院長までのキャリアを形成するための制度が多かったですが
院長やマネージャーを目指すためのマネジメントコース
治療家として、技術を伸ばしていき会社として治療技術を向上させるための治療家コースの二つを設定する企業が増えてきております。
採用困難な時代に入ってきた昨今ではいかに採用した従業員の未来を社内で用意できるかが重要となってきております。
また、評価制度も結果を評価するために、数字で評価できる項目の設定と結果につながるまでのプロセスを評価するために言葉で評価するための2つの項目から評価を行っていきます。

 

今回は評価賃金制度の必要性と全体像をお伝えしました。
また、整骨院・接骨院経営者の方向けに
評価賃金制度の構築・導入に関する無料相談を受け付けております。

 

【相談内容一例】
・スタッフ教育がうまくいかずに売上、利益が思うように伸びない
・やりたい事は沢山あるが、目の前のことで手一杯で手が回らない
・スタッフの将来も考えた組織を作りたい(離職しない組織)
・頑張る社員が報われる組織にしたい
・積極的に(自主的に)仕事してほしい
・発言や考えは出てくるが、行動が伴わない
・新卒は新卒の、先輩は先輩の仕事を果たしてほしい
・課題に対して考える能力を身に付けてほしい
・伝えたことしか仕事しない
・給与を貰えることを当たり前だと思っている
・常に伝えているが改善されない…etc

 

ぜひお気軽にご相談下さい。
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