【役立つ!】3年後の自社の在り方を具体化する中期経営計画の立て方とは?

2023年5月19日配信

カテゴリ:
マネジメント 中期経営計画

いつもお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の境です。

 

突然ですが「自社が3~5年後の自社がどうなっていたいか」について考えていらっしゃいますでしょうか?
日々お考えの経営者の皆様が多いと存じます。
ではそれを実現するための具体的な計画についてはいかがでしょうか?
本コラムでは、中期経営計画についてお伝えします。

 

中期経営計画とそのメリットとは?

 

中期経営計画とは、企業が現状から3〜5年先までに行うべき計画を示したものです。
企業の道しるべとも言えるものになります。
企業としてどこに向かって進んでいくのか?を明確にすることができます。
なお長期経営計画は、5〜10年の期間で考えるものを指します。

 

では中期経営計画を策定するメリットとは何でしょうか?

 

メリット①何を達成すべきなのか理解しやすくなる
中期経営計画を策定することで、短期的な目標がわかり何に取り組むべきかが明確になります。

 

メリット②現状と長期経営計画のズレを認識できる
中期経営計画では売上目標やそれに伴う人員・出店計画を策定します。
そのため、現状と経営計画で立てた目標とのギャップを認識することができます。
認識できたギャップを分析することで、現状ある社内の課題を改善につなげることが可能です。
例えば整骨院において3カ年で3店舗出店したいとなった場合は、そのための人員計画、出店に伴う立地選定などが含まれます。
人員計画においては、院長の育成(幹部育成)、スタッフの採用、教育に取り組んでいく必要性がわかります。
また立地選定では、商圏の調査、競合調査、物件の選定などが必要です。
このように現状とのギャップを認識することで、計画実現に向けて何をしていかなければならないかを明確にすることができます。

 

メリット③社員と目標を共有できる
中期経営計画では、企業が中期的に目指すべき目標やビジョンが明確化されます。
企業がどこに向かっていくのか?を社員が理解していることで、自社についての理解が深まり迷うこともなくなります。
経営方針発表会などを通じて、自社の計画を社員に伝えていく場を設けることも重要です。

 

中期経営計画のポイント

 

中期経営計画の立て方のポイントをお伝えします。

 

ポイント①”目標からの引き算”で考える
現状からの足し算で考えると場当たり的要素が強くなり、目標に届かないことがあります。
目標との差を踏まえて計画を立てることは、課題の明確化にも繋がります。

 

ポイント②モデル設定をする
3年後、5年後、10年後、自社はどうなっている?か”今後自社のあるべき姿”のモデル設定をします。
整骨院業界の場合、店舗展開や事業付加などが経営計画に含まれますがモデルとなる企業を選定することで自社の計画が考えやすくなります。

 

ポイント③現状を分析する
目標やモデルの企業が決まったら、現状の分析をします。
現状分析では、売上などの定量データや現状の課題を洗い出します。
なお、その際に自社の長所も分析することも重要です。
船井総研では「長所進展」という考えをお伝えしていますが、「弱み克服」ではなく「強み拡大」にフォーカスし、既に保有している良いものをより伸ばしていく考えです。
自社の強みを分析することでより伸ばしていけるようにします。

 

ポイント④外部環境を分析する
外部環境の現状も同時に把握しておく必要があります。
外部環境を把握するフレームワークとしては、「PEST分析」が有効です。
政治(Politics)、 経済(Economy) 、社会(Society) 、 技術(Technology)の4つ観点から分析を行います。
また、売上の方程式である「売上=マーケットサイズ×商圏人口×シェア率」という考え方も用いられます。
※マーケットサイズ=何を売るのか、何を自社の糧にしていくのか、
※商圏人口=何人ぐらいの人に、また誰を対象にしていくのか
※シェア=どのように自社の存在感を高めていくのか
売上アップの順序は、①シェア ②商圏人口 ③MSの流れになりますので、この考えに則って考えていくことも重要です。

 

ポイント⑤定量的に考える
中期経営計画は現状と目標のギャップを振り返ったり改善したりする際に役立ちます。
そのため、目標はできるだけ定量的に定める必要があります。
まずは定性的に自社の目標を考え、それを具体化するために定量的にしていきます。
例えば、目標が
地域で必要とされる〇〇を中心とした地域密着企業
経営幹部が育ち、何名もの社長が生まれ続ける会社
地域は、〇〇を中心に、〇〇エリアにとって無くてはならない会社
とした場合、定量目標は
社員・職員の成長や給与アップのためには、毎年15%の成長
故に◯億円〇〇事業を中心に◯億円を実現
といった形でより明確にしていきます。

 

今回は、中期経営計画についてお伝えしました。
船井総研では、中期経営計画作成についてもサポートさせていただいております。
お気軽にご相談ください。

 

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