【コロナショックから考える】整骨院のあるべき経営の姿

2020年4月2日配信

カテゴリ：: 経営

いつもご愛読ありがとうございます。
船井総合研究所、整骨院コンサルティンググループの後藤です。

全国大小は様々ですが、コロナウィルスによる整骨院経営への影響が確実に出始めました。
弊社で実施させていただいたアンケートによると、
新規の患者様が昨年同時期よりも減少したと回答された整骨院様が約70%、いらっしゃり、全体の30%の整骨院様が新規集客が17％以上減っていると回答されました。

今回のようなケースはいつ発生するか予測をすることが難しく、新規集客に依存をして経営を続ける事は常に売上が激減するリスクと隣り合わせになってしまいます。

経営におけるリスクを減らすために弊社として提案したいのは、一度来ていただいた患者様に長く通院頂くことで

自費の施術を提供されている整骨院で最も気をつけなければいけないのは、
4～6回目の離反する患者様の割合が高い整骨院様です。
4～6回目で離反する割合が最も多く、6回目以降のリピート率が50％を下回っている場合には、最初の3回の施術で痛みがある程度とれたことに満足してしまい、離反してしまっていることが予測されます。
勿論痛みは早く取り除いて上げるの方が患者様には喜んでいただけるので痛みをとり除いてあげる事を否定するつもりは全くありません。
一方で早く痛みを取り除いて上げて、早期に患者様が離反・卒業されるのは患者様にとってよいことなのでしょうか？患者様の満足度と離反率の抑制を同時に実現されている整骨院の施術者・経営者にお話しを伺うと殆どの場合、『早期の離反・卒業は患者様の為になっていない』と答えられます。

見極めのポイントは自分の院の患者様が離反する・卒業するタイミングが何度目が最も多いか？です。

整骨院で扱う慢性症状の多くは局所的・突発的な身体の異常が引き起こしている訳ではなく、全身の不調が作用し合うことで徐々に発生したものだということは間違いないかと思います。
継続通院をだからこそ目の前の痛みが改善しても、全身のバランスをしっかりと整えて痛みが再発しない身体を作りきる事が施術者としての責任だという考えをお持ちの

整骨院にいらっしゃる方の多くは身体に何かしらの痛みを感じている方が殆どです。
そのような方に痛みをとるための施術をシンプルに提供するだけだと、良い技術を持っていれば持っているほど早期に離反が発生してしまいます。
これは患者様にとっての痛みの改善という目的が早期に達成されてしまうからです。

しかし、痛みが落ち着いても患者様が自主的に通院を続ける整骨院様は、患者様にとって本来必要なのは、痛みがそもそも起こりにくい状態まで身体の状態を改善させることだというコンセプトで施術を提供されています。だからこそ施術の技術を高めるだけでなく、患者様が長期的に整骨院に通う事で得られるメリットを患者様に気づいていただく通院指導力を磨いて行くことに力を入れていらっしゃいます。

通院指導を行う中で、【痛みをとる】という短期的に達成されるゴールから【痛みが再発しない身体になる】という長期的に実現されるゴールに患者様の意識を高めてあげる事で、患者様の健康に寄与しつつ、経営を安定させることができます。

先日オリンピックの延期が決定したように、コロナショックを受けて厳しい状況が業界でも続くことが予想されます。

弊社として整骨院経営者および関係者の方に行っていただきたい事は
有事の時にダメージが少なくて済む＝日頃から高い利益率を保つことができている整骨院がどのようなスタンス・どのような体制で整骨院経営をされているのか
まずは【知る】ということです。

この度、弊社整骨院グループでは利益を高く保つことができている整骨院がどのような考え方・治療コンセプト・通院指導を行うことで高利益率を保ち、【強い・安定した経営】を行っているのかを知っていただく為のオンラインセミナーを開催させていただく事になりました。

来院される患者様が減っていることで、生まれた時間を有効に活用いただき、
コロナショック後に飛躍される企業様が一社でも多く生まれるお手伝いをさせていただければと思います。

詳細は下記URLよりご確認いただけますと幸いです。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/058320

苦しい時期になりますが業界に関わる方が1人でも多く良い方向へ迎えるよう
弊社一同微力ながら力になれればと思います。

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