◆新型コロナウイルス対策◆ジムで行うべき施策一覧
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2020年5月21日現在、東京・神奈川・千葉・埼玉・北海道の5都道県を除く、42府県で緊急事態宣言が解除されました。
それに伴い、解除対象地域においては、個人店や小規模店舗から順番に営業再開するフィットネスクラブ、トレーニングジムが徐々に増えてきている状況です。
営業を再開できることで地域の方々の運動不足の解消や健康維持、会員様同士の交流の場という、トレーニングジム本来の役割や価値を再び提供できるということは大変喜ばしいことです。
しかし、トレーニングジム本来の役割や価値を提供することと同時に、店舗内で実施するべき新型コロナウイルス感染症対策がございます。
今回はフィットネスクラブ、トレーニングジムが営業再開と同時に施設内で実施するべき、
新型コロナウイルス感染症対策を一覧にて紹介いたします。
【基本的方針】
フィットネスクラブ・トレーニングジムが感染症の防止対策に取り組まなければならない理由は、自店舗内で、集団感染(クラスター)を発生させないためです。
集団感染(クラスター)を発生させないために、なによりもまず取り組まなければならないのは、『 三密対策 』となります。
1. 密閉 (定時・定期的な換気を確実に行う)
2. 密集 (トレーナー含め、会員様が密集してトレーニングしない)
3. 密接 (会話や更衣などは2m以上距離をあける、出来るだけ自粛する)
上記の3つを基本方針として、下記の具体的な取り組みを実施していただく必要があります。
【具体的な実施施策】
1. トレーナー、会員様の体調管理
■トレーナーは自宅や事務所で検温を実施する。平熱より1.0℃以上高い場合や風邪の症状がある場合は勤務しないようにする。
■会員様に対しては、入館前に非接触型体温計にて検温を実施する。平熱より1.0℃以上高い場合や風邪の症状がある場合、入館は見送る。
■トレーナー、会員様は施設内では常にマスクを着用する。
■トレーナー、会員様は出社時、入館時に必ず手洗いを行う。
■その他、下記の疑いのあるトレーナーの勤務や会員様の施設内利用を禁止する。
・倦怠感やだるさ、息切れがするとき
・同居家族や知人に感染が疑われる方がいるとき
・糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方
・透析を受けておられる方
・その他、新型コロナウイルス感染の可能性があるとき
2. ジム内の衛生環境の徹底
■施設入り口、ジム内における注意喚起の徹底(施設内掲示物に追加して、スタッフからの声掛けも実施する)
■定期的な巡回清掃、巡回消毒を実施する。(2時間に1回のペース推奨)
■トイレ、手洗い場の水道蛇口、更衣室ロッカー、出入り扉のドアノブなど不特定多数が触れる箇所の消毒と除菌
■トイレのジェットタオルの稼働は停止させる。
■トレーナーは定時に手洗い、うがいを励行する。
■施設内入口付近にアルコール消毒を設置し、入館時には必ず使用して入館していただくようにする。
■トレッドミルや各種マシンに設置の汗拭き用タオル(雑巾)は共用を避け、使い切りペーパーに変更する。
■マシン利用者には、利用後に必ずふき取り実施を行うように徹底して指導する。
■ウェアやシューズなどをレンタルとして貸し出している場合は、抗菌機能・除菌機能のあるものに変更する。
3. 密閉を避ける
■営業時間内は常に換気している状態にする。
■扉や窓がある場合は常に解放しておく。
■トイレ内、更衣室内においても密室空間にならないように対策を講じる。
4. 密集を避ける
■定員制限を設け、参加者同士が2m以上離れた状態を作る(レッスン型のメニューを提供している場合)
■利用者同士が密集しないように、トレーニングマシン自体のレイアウト変更およびマシンの数を減少させる。
■マシンの分散利用、更衣室の時間差利用を呼び掛ける。
5. 密接を避ける
■ジム内ではトレーナーも利用者もマスクを必ず着用し、必要最低限の会話以外は自粛する。
■受付時の順番待ちやスタジオレッスンの待ち時間などにおいては利用者同士の適切な間隔を確保する。
■集合型のスタジオレッスンを実施する場合は密閉された空間となることを防ぐため、十分な換気を徹底する。
【最後に】
自店舗での取り組み事項を利用者様に伝え、届けることが重要です。
施設内の複数個所への張り紙(POP掲示)、会員様・利用者様への直接の呼びかけ、当ジム使用にあたっての注意事項を記載した書類の手渡しはもちろんのこと、
ホームページやSNS(Instagram、Twitter、Facebook)、LINE公式アカウント、ダイレクトメール(手紙)などを活用して、既存の利用者様・会員様に自店舗での感染症防止対策をお伝えし、安心してもらうようにしましょう。
また同時に、会員様以外の地域の方々にも自店舗の感染症対策を届けてください。
現在のような状況下ではありますが、以前のように汗をかいて運動したい、いくつになっても生き生きとした生活を送りたい、一生モノの身体を手に入れたいと考えている休会中の会員様や一般ユーザーが数多く存在していることは事実です。
しかし、全国のうちの1施設でも、対応の不備や利用者への指導不足、集団感染(クラスター)が発生した場合には、業界全体に対して再び自粛要請される可能性は十分にあります。
フィットネスクラブ、トレーニングジムを経営されるすべての経営者の皆様には、必ず上記の項目を実行していただき、万全の体制での運営を心掛けていただきますようお願い申し上げます。
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