そのページ、不安を与えていませんか?患者心理から見るHP改善

2025年8月30日配信

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1. この記事はこんな方におすすめ

「うちのHP、見てくれているはずなのに、なかなか予約に繋がらないんだよなぁ…」そう感じていらっしゃる整骨院経営者の先生方は、決して少なくありません。競争が激化し、集患コストも増加傾向にある現代において、新規患者様をHPだけで集めるのは、ますます難しくなっていますよね。

もし、あなたが以下のようなお悩みをお持ちであれば、この記事はきっとお役に立てるはずです。

 

✓「HPからの集患に伸び悩みを感じている…」

✓「患者さんがなぜ予約や来院に繋がらないのか、その理由を知りたい」

✓「患者さんに心から信頼されるHPを作りたい」

✓「患者さんが本当に知りたい情報とは何か?」

 

そんな整骨院経営者の方へ
患者さんの悩みやニーズを深く理解し、それに対応する情報を提供することが、HPの成功には不可欠です。HPは、患者さんが知りたい「治療コンセプト」や「症状が改善するというゴール」を明確に伝え、「なぜ当院が選ばれるのか」を分かりやすく提示することが求められます。例えば、問診票に美容やトレーニング、物販などの項目を追加することで、今後のアップセルに繋がるニーズの確認ができます。

このコラムを通じて、あなたの整骨院のHPが、患者さんの不安を解消し、信頼感を育む「安心の場所」となるよう、具体的なヒントと実践的な改善策をお届けしていきます。

 

2. 「不安を安心に変えるHP」とは?患者さんの心の奥にあるニーズに応えるために

皆さんの院のHPは、患者さんにとって「安心への架け橋」となっているでしょうか?痛みや不調を抱えている患者さんがHPを開くとき、その胸の内には、さまざまな不安や疑問が渦巻いています。「この痛みは本当に良くなるのか?」「どんな施術をするのだろう?」「費用はどれくらいかかるの?」「初めて行く場所は少し緊張するな…」。

このような状況で、HPは単なる「院の紹介ページ」ではありません。患者さんが抱える「不安」を「安心」に変え、「来院しよう」という「行動」へと後押しする、重要なコミュニケーションツールなのです。

では、「不安を安心に変えるHP」とは具体的にどういうものなのでしょうか?それは、患者さんの心の奥にあるニーズを深く理解し、それに応える情報を提供できるHPである、と言えます。

 

📌2-1. 患者さんの「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」を捉える

患者さんが整骨院を探すきっかけは、大きく分けて2つのニーズがあります。

顕在ニーズ

目の前の「痛み」や「不調」を何とかしたいという切実な願い
例えば、「腰が痛くて日常生活に支障が出ている」「肩こりがひどくて頭痛がする」といった、明確な体の症状ですね。患者さんはこの痛みを「今すぐ何とかしてほしい」と強く願っています。HPでは、こうした症状に対して、具体的にどのような施術で、どのように痛みを和らげるのかを明確に伝えることが重要です。

潜在ニーズ

痛みが解消されたその先に求める「理想の生活」
「腰痛が治ったら、また趣味のゴルフに行きたい」「肩こりがなくなったら、集中して仕事に取り組めるのに…」「体が楽になったら、もっと家族と旅行に行きたい」。実は、多くの患者さんが本当に求めているのは、この「痛みのない理想の生活」なのです。HPでは、ただ症状が改善するだけでなく、その先の「どんな生活が送れるようになるのか」というゴールを提示し、患者さんの心に寄り添うメッセージを届けることが、共感と安心を生みます。

 

HPは、これらの顕在ニーズと潜在ニーズの両方を引き出し、患者さんが抱える「問題・不満」を解消し、最終的に「理想の状態」へと導くための「治療提案」と「通院指導」を行うための強力なツールとなるべきです。

 

📌2-2. HPが信頼と安心を生むための3つの柱

患者さんが「この院なら安心できる」と感じるHPには、共通する3つの柱があります。

  1. 信頼性の可視化:第三者の声と専門性で安心感を醸成する
    「本当に治るのだろうか?」「どんな先生が診てくれるのだろう?」患者さんはそう考えます。現代の患者さんは、来院を決める際に「口コミの評価や件数」を非常に重視する傾向にあります。HP上では、実際に施術を受けた患者さんの「生の声」や「推薦文」を効果的に掲載することで、第三者からの客観的な評価を伝えることが信頼に繋がります。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)における口コミの管理と返信は、この信頼構築に欠かせません。また、専門資格や実績を明確に示し、院長やスタッフの顔写真、施術風景などを掲載することで、患者さんは来院前から施術者の人柄や院の雰囲気を具体的にイメージでき、安心感を抱きやすくなります。
  2. 明確な情報提供:不安を解消し、疑問を残さない
    「どんな施術をするの?」「料金は?」「予約は取りやすい?」患者さんはHPで具体的な情報を求めています。治療コンセプト、施術の流れ、料金体系、営業時間、アクセス情報(駅からの分数、駐車場有無など)など、患者さんが知りたい情報を分かりやすく、具体的に提示することが重要ですす。特に、保険適用に関する情報や自費治療との違いについても丁寧に説明することで、金銭的な不安を取り除くことができます。
  3. 独自性と差別化:なぜ「あなたの院」が選ばれるのか
    整骨院が増加する中で、患者さんは数ある選択肢の中から「自分に最適な院」を選びたいと思っています。だからこそ、HPでは「なぜ、あなたの院が選ばれるのか」という明確な理由を提示し、競合との「差別化」を図ることが不可欠です。例えば、特定の症状に特化した専門性、独自の施術法、アフターケアや予防への取り組み、スタッフの専門知識や人柄、あるいは「女性専門」といったターゲットの絞り込みなど、他院にはない強みを具体的にアピールしましょう。

HPは、患者さんの「不安」を受け止め、その解消から「安心」と「信頼」を築き、最終的に「行動」へと繋げるための、いわば「オンライン上の問診室」のようなものです。次のパートでは、このHP改善を怠った場合にどのようなリスクがあるのか、より具体的に見ていきましょう。

 

3. 対策を取らないとどうなる?放置リスクと現実的な課題

「うちのHP、現状維持でいいかな…」そう考えていませんか?残念ながら、現代の整骨院経営において、HPを「なんとなく」のまま放置しておくことは、あなたの院の未来にとって大きなリスクとなり得ます。なぜなら、市場環境は目まぐるしく変化し、患者さんの情報収集の仕方も大きく変わっているからです。

ここでは、HPの改善を怠った場合に直面する可能性のある、具体的なリスクと現実的な課題について深く掘り下げていきます。

 

📌3-1. 集患の機会損失と、高まる競争圧力

現在、整骨院業界は「安定したニーズ」が存在する一方で、激しい競争にさらされています。柔道整復師の養成施設が増加した結果、供給過多が懸念されている状況です。このような環境下で、HPの対策を怠ると、以下のような機会損失と競争圧力に直面します。

 

新規患者様の獲得機会を失う
患者さんは、身体の痛みや不調を感じた時、まずインターネットで情報を検索します。Googleマップやポータルサイト、SNSなど、複数の情報源を比較検討するのが一般的です。もしあなたのHPが患者さんの目に留まらなかったり、必要な情報が不足していたりすれば、せっかくの来院意欲を持つ患者さんを他院に奪われてしまいます。
特に「地域名+整骨院」「むち打ち+交通事故治療」といった購買意欲の高いキーワードで検索された際に上位表示されないと、直接的な集患機会を逃すことになります。

 

集患コストの高騰に対応できない
新規患者様を集めるためのコストは年々増加傾向にあります。HPが「伝わる」内容でなければ、広告費をかけてアクセス数を増やしても、それが来院に繋がらず、費用対効果が非常に悪くなります。HPが患者さんのニーズを捉え、信頼を築く「受け皿」となっていないと、無限に広告費を投下し続けることになりかねません。

 

競争の中で埋没し、差別化が困難に
整骨院が増え続ける市場において、「差別化」は生存戦略の要です。多くの院が「痛みを取る」という顕在ニーズに応える中で、あなたの院独自の強みやコンセプトがHPで明確に伝えられなければ、「数あるうちの一つ」として埋没してしまいます。結果として、価格競争に巻き込まれたり、特定のターゲット層にアピールできず、患者さんに選ばれる理由がなくなってしまいます。

 

📌3-2. 患者さんの信頼を失うリスク

HPは、患者さんとの最初の接点となる「オンライン上の顔」です。ここでの信頼を損なうと、一度来院した患者さんがリピートしなくなるだけでなく、悪い口コミによって新規患者さんの足を遠ざけることにも繋がります。

✅不正確・誇大な情報による不信感:
患者さんはHPで施術内容や料金、治療計画について具体的な情報を求めています。しかし、虚偽や誇大な広告表示は法律で禁止されており、「口コミサイトで1位」「全国優良〇〇院」といった優良誤認を招く表現は掲載すべきではありません。事実と異なる情報や過度な表現は、患者さんに不信感を与え、社会からの批判にもつながります。

 

✅口コミ管理の軽視による評判の悪化:
近年、患者さんが来院を決める際に「口コミの評価や件数」を非常に重視する傾向があります。ポジティブな口コミは院の強みを明確にし、信頼性を高めますが、低評価の口コミや誹謗中傷のリスクも存在します。これらの口コミに適切に返信し、真摯に対応しなければ、患者さんの不満が解消されず、来院を遠ざける要因となります。

 

✅患者さんの不安を解消できないHP:
HPは、患者さんが抱える痛みや不調、そして「初めての場所への緊張」といった不安を解消し、安心感を提供する役割を担います。施術の流れや料金、アクセス、保険適用に関する情報が不明確であれば、患者さんは「本当にここで大丈夫だろうか?」という疑問を抱え、結果的に予約や来院をためらってしまいます。

 

3-3. 院経営の安定性への影響

HPの放置は、短期的な集患だけでなく、中長期的な院経営の安定性にも深刻な影響を及ぼします。

 

✅リピート率の低下と機会損失
新規患者様を集めるだけでは売上向上には繋がりません。特に2回目以降のリピート率が低い場合、大きな機会損失が生じます。HPが「治療コンセプト」や「症状が改善するというゴール」を明確に伝えられず、「通院の必要性」を理解してもらえなければ、患者さんは痛みが和らいだ時点で離反してしまう可能性があります。

 

✅自費売上の伸び悩み
保険診療の療養費が減少傾向にある現代において、自費診療の売上を伸ばすことは経営安定化の鍵となります。しかし、HPで自費治療の「価値」や「他院との差別化ポイント」を効果的に伝えられなければ、患者さんはその必要性を感じず、自費メニューへの移行が進まないでしょう。また、美容(小顔矯正、美容鍼など)や物販(健康食品、寝具など)といった施術以外の価値提供の機会も逃してしまいます。

 

✅従業員のモチベーション低下と離職リスク
集患が不安定で経営が苦しくなると、従業員の労働ストレスが増加し、モチベーションの低下に繋がる可能性があります。成果が出にくい環境は、スタッフのやりがいを奪い、離職に繋がるリスクも高まります。

 

これらのリスクは、単独で発生するだけでなく、互いに連鎖し、あなたの整骨院の持続的な成長を阻害する要因となります。しかし、ご安心ください。次のパートでは、これらの課題を解決するために、まず取り組むべき具体的なHP対策についてお話ししていきます。

 

4. まず取り組みたい基本的なHP対策

これまでのパートで、ホームページ(HP)を「放置」することが、いかに貴院の経営に大きなリスクをもたらすかをご理解いただけたかと思います。しかし、ご安心ください。課題が明確になった今だからこそ、具体的な対策を講じ、未来を変えるチャンスです。ここでは、まず取り組むべき基本的なHP対策を、その重要性と実践ポイントと共にご紹介します。

 

4-1. HPを「伝わる」媒体にアップデートする

HPは、患者さんがあなたの院を「知る」「選ぶ」ための最初の窓口です。ただ情報を羅列するのではなく、患者さんの心に響き、行動を促す「伝わる」媒体へと進化させることが不可欠です。

 

4-1-1. 患者さんの「知りたい」に応える情報設計

患者さんは、自身の痛みや不安を解消できる場所を探しています。HPには、彼らが求める情報を「分かりやすく」「網羅的に」掲載することが重要です。

  • 治療コンセプトの明確化と視覚化:
    あなたの院が「どのような考え方」で施術を提供しているのか、その「治療コンセプト」を明確に示しましょう。単に痛みを和らげるだけでなく、「根本改善」や「再発予防」「健康増進」といった、患者さんの目指すゴールと、そこへ導くためのストーリーを提示することが大切です。
    文字情報だけでなく、図やイラスト、骨模型、姿勢写真、ホワイトボードなどを活用し、視覚的に分かりやすく説明することで、患者さんの理解度は格段に上がります。
    例えば、治療計画をグラフで示したり、来院ごとの説明動画を用意するのも効果的です。動画は、施術者の説明品質のばらつきをなくし、効率化にも繋がります。
  • 「選ばれる理由」となる独自性のアピール:
    激しい競争の中で、あなたの院が「選ばれる理由」を明確に伝えましょう。これは「差別化」の重要な要素です。例えば、「女性専門」という集中差別化戦略を打ち出したり、美容(小顔矯正、美容鍼など)や物販(健康食品、寝具など)といった施術以外の価値提供も視野に入れると良いでしょう。
    「なぜ整骨院である必要があるのか」を明確に提示し、他院での例を挙げながら自院の特徴(施術プラン、ベビーベットの有無、駐車場、土日営業など)を示すことも効果的です。
    患者さんが「本当に治るのか」「どんな治療をするのか」「費用はどれくらいか」といった疑問や不安を抱えていることを理解し、それらを解消する情報を丁寧に提供しましょう。

 

4-1-2. 患者さんの信頼を勝ち取る「証拠」の提示

患者さんは、HPに書かれていることを簡単には信用しません。実績や権威性、具体性、共感といった「証拠」を示すことで、信頼を獲得しやすくなります。

  • お客様の声(口コミ)の積極的な活用:
    Googleマップやポータルサイト(エキテン、接骨ネットなど)の口コミは、来院を検討する患者さんにとって非常に重要な判断材料です。ポジティブな口コミは院の強みを明確にし、信頼性を高めます。積極的に口コミを集め、HPに掲載しましょう。
    低評価の口コミにも真摯に返信し、改善に繋げる姿勢を示すことが重要です。
    口コミを増やすためのポイントとしては、交通事故患者や通院歴の長い患者、初診から3回目以降の患者など、治療効果を感じている人に依頼するのが効果的です。
    「お客様の声」専用ページを作成し、業種やサービスごとに整理して掲載すると、より詳細な情報を伝えやすくなります。
    エキテンでは、口コミ地域1位を目指し、WEB予約活用、プロカメラマンによる写真使用、スタッフ全員の登録、紹介文1000文字以上、写真登録枚数を地域1位にする、といった取り組みが推奨されています。
  • 第三者からの推薦文(権威性の提示):
    医師や専門家からの推薦文は、HPの信頼性を大きく向上させます。あなたの院が第三者からどのように評価されているかを具体的に示すことで、患者さんは安心して来院しやすくなります。
    ただし、「口コミサイトで1位」「全国優良〇〇院」といった優良誤認を招く表現や、著名人との関連性を過度に強調する表現は、誇大広告とみなされるリスクがあるため注意が必要です。
  •  

4-2. 検索エンジンからの集患力を高める「SEO/MEO対策」

患者さんがあなたの院を見つけるために、まず行うのがインターネット検索です。GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示されること、そしてGoogleマップで目立つことは、集患において非常に大きな効果を発揮します。

 

4-2-1. SEO(検索エンジン最適化)対策の基本

SEO対策とは、特定のキーワードで検索された際に、あなたのHPが上位に表示されるように最適化することです。

  • 良質なコンテンツの継続的な作成と更新:
    検索順位を向上させるためには、患者さんの悩みに深く寄り添い、解決策を具体的に提示する「良質なコンテンツ」を継続的に作成し、更新することが最も重要ですす。
    「地域名+整骨院」「むち打ち+交通事故治療」といった、患者さんの購買意欲が高いキーワードで検索された際に上位表示されるよう、これらのキーワードをコンテンツに含めることが肝心です。
    特に「症状ページ」の作り込みは、アクセス数を増やす上で有効です。症状ページにアンカーリンクを設置したり、執筆者を明記して内部リンクを設置することも効果的です。
    他社の記事をただ流用するのではなく、独自の研究データや院の事例など、他では得られない一次情報やオリジナリティのある情報を盛り込むことが、検索エンジンに評価される鍵となります。
  • タイトルの最適化と競合分析:
    タイトルに対策キーワードを含めることで、検索エンジンとユーザーに、ページの関連性を明確に伝えることができます。
    競合他社のHPコンテンツを分析し、ユーザーニーズや上位表示されやすい構成を参考にしつつ、そこに自院独自の「+αの要素」を追加することが重要です。

 

4-2-2. MEO(マップエンジン最適化)対策の強化

Googleマップは、地域で整骨院を探す患者さんにとって不可欠なツールです。MEO対策を強化し、マップ上での露出を高めましょう。

  • Googleビジネスプロフィールの充実:
    Googleビジネスプロフィールに登録し、住所、電話番号、営業時間、施術時間、開業日など、基本情報を全て正確に入力しましょう。
    ビジネスの詳細や商品・サービスに「交通事故施術」に関する内容を追加するなど、関連性の高いキーワードを必ず設定してください。
    院長やスタッフの顔写真、患者さんとのツーショット写真、院の内観・外観、コロナ感染対策の写真など、地域で一番写真の登録数が多くなるように掲載することが推奨されます。
    投稿機能を活用して、定期的に情報発信を行うことも重要です。
  • 口コミの管理と返信:
    Googleマップの口コミは、検索ランキングに大きく影響します。積極的に口コミを集めることはもちろん、低評価の口コミにも迅速かつ丁寧に対応し、改善策を提示することで、患者さんの信頼を回復し、新たな来院を促すことができます。

 

4-3. 来院を促す「導線」と「受け皿」の整備

HPは「受け皿」の役割を担いますが、患者さんにHPを見てもらうための「導線」も同時に強化する必要があります。

  • オンライン集客の方程式を理解する:
    オンライン集客は「導線戦略」と「受け皿戦略」の両輪で成り立っています。HPは「受け皿」であり、患者さんのニーズに合ったコンテンツを提供することで、来院へと繋げます。
    「導線」としては、Google・Yahoo!広告、SEO・MEO、ポータルサイト、SNS広告・投稿などが挙げられます。これらの媒体でターゲットを選定し、最適化することが重要です。
  • 来院を促す具体策:
    HPの反響率(HPを見てから来院する率)が低い場合は、広告費をかけてアクセス数を増やしても費用対効果が悪くなります。HPの質を高め、患者さんが「ここに行きたい」と感じるようにしましょう。
    治療費が「自賠責保険適用で0円」であることを明記したり、交通事故専門ダイヤルを設置するなど、特に交通事故治療に特化した訴求も有効です。
    自費治療の「価値」や「他院との差別化ポイント」をHPで効果的に伝え、「自費売上」の伸び悩みを解消することも、経営の安定化に繋がります。

これらの基本的なHP対策を一つずつ着実に実施していくことで、貴院の集患力は確実に向上し、安定した経営へと繋がっていくはずです。

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5. よくある質問

ここでは、多くの整骨院経営者の皆さまが抱えるホームページ(HP)に関する疑問にお答えします。

 

Q1. HPの制作や改善には、だいたいどれくらいの費用がかかるものですか?

A: HPの制作や改善にかかる費用は、その内容や規模によって大きく変わってきます。一口に「HP」と言っても、テンプレートを使った簡易なものから、独自のシステムを構築する本格的なものまで様々だからです。

一般的な相場としては、以下を目安に考えていただくと良いでしょう。

  • 新規制作の場合:数万円~数百万円と幅があります。例えば、SEO対策を含んだホームページ作成サービスの場合、初期費用で200万円以上、月額費用で3万円以上かかるケースもあれば、一部を自分で実施するプランで初期費用5万円~、月額費用無料といった選択肢もあります。専門業者に依頼し、コンテンツの質やデザインにこだわるほど費用は高くなります。
  • 既存HPの改善の場合:月額数千円~数十万円と、やはり内容によります。SEO対策やコンテンツの追加、デザインの改善など、どこまで手を加えるかによって変動します。

重要なのは、単なる「費用」として捉えるのではなく、未来への「投資」と考えることです。費用対効果、つまりその投資がどれだけの集患や売上、ブランディングに繋がるかを見極める視点を持つことが大切ですよ。

 

Q2. 自分でHPを改善していくのは難しいですか?業者に頼むべきでしょうか?

A: ご自身でHPを改善していくことは、もちろん可能です。特に、基本的なSEO対策として、**モバイル対応(レスポンシブデザイン)**の確認、HPのタイトルや説明文の最適化、主要ページの解説文の改善、リンク切れやエラーページの修正などは、ご自身でもチェックし、改善できる部分です。これらのマイナス要因を「ゼロ状態」に修正するだけでも、検索順位が自然と上がる傾向にあります。

しかし、本格的な集患を目指す場合や、業界の時流に適応した高度なWebマーケティングを行う場合は、専門的な知識と経験が求められます。例えば、Googleの推奨設定に対応したHPの構築、競合分析に基づいた戦略的なコンテンツ作成、PPC広告(リスティング広告)の運用、MEO対策(Googleビジネスプロフィール最適化)などは、専門業者に依頼する方が効率的かつ効果的です。特にWebマーケティングは、費用対効果の上昇や検索アルゴリズムの変更など、環境変化が激しいため、常に最新の動向を追う必要があります。

「何でも自分でやろうとせずに、経営者にマーケティング適正がなければ専門家を頼ったほうが早い」という考え方もありますよ。ご自身の時間や労力をどこに費やすべきか、よく検討してみてください。

 

Q3. HP改善の効果が出るまで、どれくらいの期間を見込めばいいですか?

A: HP改善の効果が見え始めるまでの期間は、取り組む施策によって異なります。

  • PPC広告(リスティング広告):比較的早く効果が出やすい施策です。設定変更後、約2週間で学習期間を経て成果が見え始めることが多いです。ただし、キーワード選定や入札単価の調整など、継続的な運用とメンテナンスが重要になります。
  • SEO対策(検索エンジン最適化):効果が出るまでには時間がかかる傾向があります。HPのページをリライトして検索順位が1ページ目に上がるまでに約2ヶ月かかった事例もあります。コンテンツの追加や質の向上は継続的に行うべきであり、長期的な視点が必要です。
  • MEO対策(Googleビジネスプロフィール最適化):口コミの獲得と返信が非常に重要で、その数と質が検索順位に大きく影響します。口コミは二次曲線的に増える傾向があり、継続的な取り組みによって信頼度が高まり、幅広い症状の患者様が集まりやすくなります。

すぐに効果が見えなくても焦らず、継続的に改善を重ねていくことが、最終的な成果に繋がります。

 

Q4. もし低評価の口コミがついてしまったら、どう対応するのがベストですか?

A: 低評価の口コミは、経営者にとって心苦しいものですが、適切に対応することで、むしろ信頼性を高めるチャンスにもなります。

  • 迅速かつ丁寧な返信:口コミには必ず返信を行い、特に低評価の場合は、迅速かつ誠実な姿勢で対応することが重要です。感情的にならず、相手の意見を傾聴し、理解しようとする姿勢を見せましょう。
  • 感謝と謝罪、そして改善への意思表示:まずはご意見をいただいたことへの感謝を伝え、不快な思いをさせてしまったことに対して謝罪します。その上で、具体的な問題点に対して、どのように改善していくか、またはすでに改善に取り組んでいるかを簡潔に伝えましょう。例えば、院内の清潔感、接遇面、本質的な関わり合いなど、患者様からの要望や意見を定期的にアンケートで取得し、幹部会議で議論し改善を怠らないことが大切です。
  • オフラインでの解決努力:オンライン上での返信だけでなく、可能であれば直接お話を伺い、問題解決に努めることも検討しましょう。患者様は「お金のこと」を言っているのではなく、「傷ついた心を癒してくれること」を待っていることが多いです。

口コミは、新規患者様が来院を決める上で非常に重要な要素です。ネガティブな口コミも、真摯に受け止め、改善に繋げることで、院全体のサービス向上と信頼性強化に繋がります。

 

6. まとめ&HP改善で困ったときの相談先

このコラムでは、整骨院経営者の皆さまがHPを「最強の営業マン」へと進化させるための具体的なヒントをお伝えしてきました。最後に、その要点を再確認し、次の一歩を踏み出すためのご案内をさせていただきます。

患者心理を理解したHP改善こそ、これからの整骨院経営の「カギ」となる理由を再確認します。

現代の患者様は、体の不調を感じた時にすぐに来院するのではなく、まずインターネットで情報を収集し、比較検討する傾向にあります。彼らは、単に「痛みを取りたい」という顕在ニーズだけでなく、「健康寿命を延ばしたい」「前向きな自分になりたい」といった潜在ニーズも抱えています。

HPは、患者様が「認知」し、「関心」を持ち、「検索」し、「比較検討」し、そして「来院」を「決断」するまでの各段階で、重要な役割を果たすツールです。患者様の心理を深く理解し、それぞれの段階で必要な情報を的確に、そして魅力的に提供することこそが、HP改善の真髄と言えるでしょう。

HPが単なる情報ツールではなく、集患力と信頼性を高める「最強の営業マン」になるために

HPを「最強の営業マン」にするためには、単に情報を羅列するだけでなく、以下の点を意識することが重要です。

  1. 「何屋」であるかを明確に伝える:貴院がどのような理念・コンセプトを持ち、どんな症状や悩みに特化しているのかを明確に打ち出すことで、ターゲットとなる患者様を効果的に集客できます。
  2. 圧倒的な「商品力」を可視化する:貴院の強みである技術や設備、対応可能な症状の幅、そして質の高さを、写真や具体的な説明、患者様の声を通じて伝えます。特に、「〇〇を導入するだけで、たった〇日で日本一の××になった秘密」のように、実績や権威性を具体的に示すことで、読者の信用を得られます。
  3. 「信頼性」を構築するコンテンツ:患者様の声や、専門家からの推薦文、メディア掲載実績などを積極的に掲載することで、貴院への信頼度を高めます。口コミは「数」と「☆の点数」の両方が重要であり、地域で一番を目指しましょう。
  4. 「行動」を促す導線設計:HPのどのページを見ても、患者様が迷うことなく、電話予約やLINE予約、アクセス情報に辿り着けるような、分かりやすい導線を設計しましょう。スマートフォンでの表示を意識し、常に表示されるバナーの設置も効果的です。
  5. 「スタッフ」の顔が見える温かみ:院長やスタッフの紹介ページを充実させ、患者様が安心して来院できるような親近感と人間性を伝えます。

 

HPは、貴院の「顔」であり、患者様との最初の接点となる大切な場所です。この場所を磨き上げることが、結果として持続的な集患と経営の安定に繋がるのです。

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