整骨院開業で成功するには?|船井総研が2025年最新版ノウハウを完全公開!

2025年6月6日配信

カテゴリ:
開業・出店 新規出店・分院 整骨院 整骨院経営

1. この記事はこんな方におすすめ

これから整骨院を開業しようと、すでに動き出しているあなたへ。

  • 「独立して自分の院を持ちたい!」という強い想いを持っている

  • だけど、何から手をつければいいのか…と情報を集めまくっている

  • 失敗したくない、だからこそ“正しい順番”で進めたい

本記事は、そんな“開業一直線タイプ”のあなたのための実践マニュアルです。

ありがちな「ふわっとした話」ではなく、

✅ やるべきことがひと目でわかる「準備リスト」

✅ 成功者が実践している「開業の型」

✅ 開業後につまずかないための「注意ポイント」

など、即行動に移せる“現場感”のあるノウハウをお届けします。

2. 整骨院開業を目指す人が直面する3つの壁とは?

「整骨院を開業したい!」と強く決意し、すでに動き出している人であっても、多くが途中でつまずいてしまうのには理由があります。

それは、開業には“情熱”だけでは乗り越えられない現実的な3つの壁が存在するからです。

壁①:全体像が見えない。だから「今やるべきこと」が分からない

開業準備はとても複雑です。例えば「物件を探そう」と思った時、次のような疑問が浮かびませんか?

  • 先に物件を借りていいの? それとも融資が通ってから?

  • 開業届はいつ出すの? 誰に出すの?

  • 保健所の手続きって必要?

  • 施術管理者の研修っていつ受ければいい?

このように、“何をどの順番で進めるべきか”がわからず、行動が止まってしまう方が非常に多いのです。

実際、船井総研が公開している「整骨院開業の流れ」によれば、開業には10を超える重要なステップが存在し、それぞれに提出書類やスケジュール管理が求められます。

つまり、開業とは「一気に進めるイベント」ではなく、「順序立てて、確実に積み上げていくプロセス」なのです。

ここを誤ると、融資が下りない、内装工事が間に合わない、開業日がずれる…といったトラブルに直結します。

壁②:資金・人材・物件…現実的な“課題”が次々と押し寄せる

開業を進めていくと、次に直面するのは「具体的なリスクや負担」の現実です。

  • 【資金面の不安】

     内装・備品・広告費・人件費…想定以上にコストがかさみ、融資額では足りないことも。

  • 【人材面の課題】

     開業時にスタッフを入れるべきか、1人で始めるか? 無資格者の採用は可能か? 採用基準が分からないまま面接して失敗するケースも。

  • 【物件面の落とし穴】

     駅チカ・家賃安めの物件を見つけたけど、看板が出せなかった/近くに競合がひしめいていた/開業届けが出せない地域だった…など。

これらは「知らなかった」では済まされない事態です。特に資金の計画は、初月〜3ヶ月の赤字をどう乗り切るかまでを逆算しておかなければ、開業後に資金ショートして閉院…という最悪のケースにもつながりかねません。

壁③:「この方向性で本当にうまくいくのか?」という“根拠のなさ”に迷う

一通り準備を始めたものの、途中でふとよぎるのが…

「この選択で本当に成功できるんだろうか…?」

という漠然とした不安です。

例えば、

  • 保険診療と自費施術、どちらを主軸にするべきか

  • 価格設定は地域相場より高め?安め?

  • コンセプトは差別化できているのか

  • 開業前にホームページやSNSを用意すべき?

こうした「判断軸」が自分の中にないと、ネット情報に振り回され、行動が止まったり、戦略がブレたりします。

この迷いを打破するには、“実際に成功している整骨院の型”を学び、自分のビジョンと照らし合わせて判断していくことが不可欠です。

3. 整骨院開業でよくある失敗パターンとは?

整骨院開業を目指す人の多くが、ある程度の準備や下調べをしながらも、気づかないうちに「見落とし」や「判断ミス」に陥ってしまいます。

ここでは、実際の現場で多く見られる失敗パターン5選をご紹介します。

失敗①:物件探しを最優先にしてしまい、計画が後回しに

開業にあたり、「まずは物件を決めないと始まらない」と考えがちです。

しかし、コンセプトも資金計画も未確定のまま物件を契約してしまうと、あとから家賃が高すぎる/立地が合っていない/内装費が想定以上にかかるなど、問題が噴出します。

「場所が良さそうだから借りた」の結果、事業として成り立たないケースも少なくありません。

物件は「計画の上に成り立つもの」であり、最初の一手ではなく、中盤以降で決定するべきポイントなのです。

失敗②:価格もメニューも「なんとなく」で決めてしまう

「近隣と同じくらいでいいかな」「とりあえず保険だけで様子見しよう」

このように価格設定や提供メニューを直感で決めてしまうのは非常に危険です。

整骨院経営は、想像以上にランニングコストがかかります。

家賃、人件費、広告費、材料費…これらをカバーできる価格設定でなければ、売上があっても利益が出ない構造になってしまいます。

また、自費メニューがあるかないかで、開業後の売上成長曲線に大きな差が出ます。

「集患できたのに儲からない」という落とし穴は、開業時点の価格設計ミスが原因です。

失敗③:コンセプトが曖昧で、他院との差別化ができない

開業したはいいものの、患者から見ると「どこにでもある整骨院」に見えてしまうパターンです。

  • どんな人に、どんな施術を、どう提供するのか?

  • 他の院と何が違うのか?

  • この院に来るメリットは何か?

これが明確になっていないと、広告を出しても響かない/口コミも起きない/価格勝負に巻き込まれるという事態に陥ります。

特に近年は、地域内に複数の整骨院が乱立しているため、「技術がある」だけでは選ばれません。

開業前に「自分の強み」「誰を助けたいのか」「その人の悩みをどう解決するか」を言語化することが必須です。

失敗④:集客準備が遅れ、開業しても来院がない

「開業してから広告やホームページを考えよう」と思っていると手遅れです。

今の患者さんは、Googleで検索し、口コミを見て判断するのが当たり前。

つまり、開業時点ですでにネット上に“存在”していなければ、知られることすらありません。

MEO(Googleマップ対策)、HP、SNS、LINE、予約システム…

これらは開業の1〜2ヶ月前には着手すべきものです。

集客導線の仕込みが遅れると、広告を打っても反応が出ず、無駄なコストだけが膨らみます。

失敗⑤:「現場対応で手一杯」で経営がおろそかに

いざ開業してみると、施術・受付・清掃・在庫管理…とにかくやることが多い。

結果として、“経営”に手が回らないというケースも非常に多く見られます。

特にスタッフを雇った場合、「教育も仕組み化もできていない状態」でスタートしてしまうと、業務が属人的になり、自分がすべてを抱えることに。

するとどうなるか?

  • 院の数字が見えなくなる(赤字でも気づかない)

  • 集客やSNSが後回しになる(見込み患者が減る)

  • スタッフとの関係がギクシャクする(離職率が上がる)

開業直後こそ「現場」と「経営」のバランス感覚が求められます。

4. まず取り組みたい整骨院開業準備リスト【8ステップ】

※整骨院専門コンサルタントが現場で“成功事例と失敗例”から導き出した実践型フレーム

整骨院開業で成功している院長たちは、「勢い」ではなく「設計図と段取り」を持ってスタートしています。

私たちが開業支援をする中で、軌道に乗せられる人に共通しているのは、“順番と中身”の精度です。

ここでは、整骨院専門コンサルタントとして、現場で成果が出た準備の型(8ステップ)を徹底的に解説します。

STEP1:開業の目的と“経営者としての立ち位置”を明確にする

〜整骨院経営は「技術者から経営者へのシフト」がすべてのスタート〜

■ なぜここが重要なのか?

整骨院の開業において、最も見落とされやすいが、最も本質的な準備が「目的の明確化=経営者の立ち位置の自覚」です。

多くの柔道整復師が開業後にぶつかる壁は、「経営者としての視点がないまま開業してしまったこと」に起因します。

  • 施術には自信があるが、数字を見られない

  • いい治療をすれば人は来ると思っていた

  • スタッフマネジメントや広告戦略が後手に回った

このような課題は、「プレイヤー(施術者)」としての視点だけでスタートしてしまったことが原因です。

開業とは、あなたが“経営者”として新たなステージに立つということ。

だからこそ、「なぜやるのか?」「どこに向かうのか?」という“地図”が必要になります。

■ 現場で実践している成功院長の思考習慣

私たちが支援してきた中で、開業初年度から黒字化・安定経営を実現している院長には、次のような“明確な自覚”があります。

✓ 自分のミッションを一言で語れる

 例:「地域のママたちが子育てに専念できる身体づくりを支える整骨院を作る」

✓ 5年後の状態が描けている

 例:

 ・完全1人型で粗利率を最大化し、週休3日でも利益が出る構造を目指す

 ・複数院展開を前提としたモデル設計で、3年後には分院長を育てる

✓ 収益構造とライフスタイルの両立を考えている

 「自費中心で月商80万円を1人で安定させ、家庭とのバランスも確保したい」など

これらは“開業後に考えること”ではなく、開業前の構想段階で明文化しておくべき内容です。

■ 実践ワーク:あなたの目的・ゴール・戦略を言語化する

以下の3ステップで、開業前に「経営者としての地図」を描きましょう。

① 開業の目的を明文化する(Why)
  • なぜ開業するのか?

  • なぜ今やるのか?

  • なぜこの地域でやるのか?

例:

「患者さん1人ひとりと深く関わる治療がしたい」

「雇われでは難しかった“回復後の未来提案”をしたい」

「地域密着の中で、“頼られる存在”になりたい」

② 3年後にどうなっていたいか?(Goal)
  • 年商/月商/利益

  • 人数(1人運営/スタッフ数人/分院展開)

  • 働き方(施術比率/休み/家庭とのバランス)

例:

「3年後には月商150万を安定化。週休2日、17時退勤でも利益が出る1人院にする」

「2年以内に分院展開を目指し、今の院を“モデル院”として確立する」

③ それを実現するための考え方(How)
  • 自費 or 保険の比率

  • 価格設計(単価/回数券)

  • 集患戦略(SNS/紹介/MEO)

  • スタッフ活用の有無

  • どんな体験を提供するか(院の強み)

例:

「自費8割で単価8,000円、月100名をベースに利益構造を作る。LINE運用と紹介設計で安定来院数を確保」

「将来の拡大を見据えて、開業時から受付・施術補助を雇用。施術効率と院運営の分離を意識」

■ このステップを飛ばすとどうなるか?

目的のない開業は、決断にブレが出ます。

  • 「このメニュー、値段どうしよう…?」

  • 「スタッフ雇うかどうか迷う…」

  • 「内装、どっちの雰囲気が正解?」

これらはすべて「どこに行きたいか」が定まっていれば、自然と答えが出る問題です。

目的を定めることは、“未来から逆算するための前提”になります。

STEP2:マーケット選定としてのターゲット設定とメニュー設計

〜「誰に、何を、いくらで、どう売るか?」を事業として設計する〜

■ なぜこのステップが重要なのか?

整骨院の開業は、単なる「施術の場づくり」ではありません。

本質は、ターゲット(顧客)に対して、明確な価値を“売る”ビジネスモデル設計にあります。

この「売り方」の設計をせず、なんとなく「保険をベースにして、必要に応じて自費を…」という曖昧な形で始めると、

  • 「誰に向けた院か分からない」=差別化できず集患できない

  • 「何が得意なのか分からない」=紹介されない

  • 「価格が自分都合」=単価が伸びず利益が出ない

という事態に陥ります。

■ 開業前に必ずやるべき2つの戦略設計

成功する院長は、開業前に次の2つを明確に設計しています。

① ターゲット戦略:「誰の、どんな悩みを、どう解決するか?」

「ターゲット=年齢や性別」ではありません。

整骨院ビジネスにおけるターゲットとは、“生活背景 × 行動パターン × 身体の悩み”まで具体化された存在です。

例えば:

ターゲット 生活背景 悩み 解決のニーズ
30代産後ママ 保育園の送迎、時短勤務 骨盤の開き、腰痛、姿勢崩れ 時間が限られている中で安心して子連れ通院できる整骨院
学生アスリート 練習・試合で週6稼働 ケガ予防と早期回復 パフォーマンスアップ・再発予防
50代女性会社員 デスクワーク中心・運動不足 慢性的な肩こり・腰痛・疲労感 リフレッシュ+根本改善+癒し

👉 このように、「誰のどんな人生状況に向けたサービスか?」まで想定すると、メニュー内容・営業時間・価格・広告訴求すべてが一貫し、刺さるようになります。

② メニュー設計戦略:「何を、いくらで、どの順で提供するか?」

整骨院で利益が出るかどうかは、**単価 × 来院頻度 × 期間(継続)**で決まります。

ここが曖昧だと、せっかく患者さんが来ても売上が伸びません。

現場では次のようなメニュー設計のパターンが使われています:

✅ 自費単価型(回数券設計)

  • 初回:体験+カウンセリング → 3,000〜5,000円

  • 2回目以降:改善プログラムとして8回・12回の回数券販売

  • 平均単価:6,000〜8,000円

  • 来院頻度:週1回〜隔週、期間3ヶ月前後

👉 例:産後骨盤矯正/猫背矯正/姿勢改善/根本施術

✅ 混合型(保険+自費オプション)

  • 保険施術(500円〜1,200円)に

  • 自費メニュー追加(EMS/矯正/ハイボルトなど:1,000〜3,000円)

👉 平均単価:2,000〜3,000円台

👉 治療メニューは定型化され、提案しやすい

✅ 会員制・月額制モデル

  • 月4回、月8回などのサブスク型

  • 施術+セルフケアサポートを組み合わせ

  • 平均客単価:10,000〜15,000円/月

  • 継続性・LTV(生涯顧客価値)が安定しやすい

■ コンサル視点からのメニュー設計チェックポイント

☑ そのターゲットは“その価格帯”を払えるか?(所得層・価値観)

☑ 回数券や継続プランを提案する“必然性”があるか?(ストーリー)

☑ 技術ではなく「結果」と「体験」に対して価格がついているか?

☑ 自費移行しやすい初診導線が設計されているか?

これらを検討していないと、「技術はあるけど売上が伸びない」整骨院になってしまいます。

■ 実際の成功パターン例(開業1年以内で安定した事例)

ケースA:30代ママ向け骨盤矯正特化型(1人運営)
  • 月平均来院数:80名

  • 平均単価:7,500円(回数券中心)

  • 売上:月60万円〜70万円

  • 予約はLINE管理/キッズスペースあり/Instagramで事例投稿多数

ケースB:学生アスリート向け整骨院(2人体制)
  • 初診で「ケガ回復+再発予防プログラム」提案

  • 自費:ハイボルト、コンディショニング

  • 月平均:120名/単価3,500円/売上40〜50万円

  • 専門性と口コミで地域学校と提携

✅ このSTEPの結論:

ターゲットが決まれば、メニューが決まる。

メニューが決まれば、価格も集患もすべてが決まる。

「なんとなく」決めずに、

ビジネスモデルとして“誰に、何を、いくらで、どうやって売るか”を設計することが、開業後の命運を分けます。

STEP3:目標達成に向けた“逆算型”資金&収益モデル設計

〜1人月商130万円超・分単価200円を実現する開業戦略〜

整骨院開業において「収益の見通しを立てた資金設計」は、ただ融資を受けるためのものではなく、黒字化を最短で実現する経営設計そのものです。

ここでは、施術者1人あたり月商130万円超/分単価200円以上/販促費率5〜10%以内を達成するモデルをベースに、資金計画・収益モデル・販促・導線設計を統合した戦略を解説します。

🎯【黒字モデルの全体像】〜“月商130万超”を現実ラインに落とす〜

指標 数値目安
月商 130万円〜150万円
平均単価 7,000〜9,000円(自費回数券中心)
月間施術人数 140〜160名
施術時間 月120時間(1日6h × 20日)
分単価 180〜220円
販促費率 5〜10%
利益率 30〜40%(家賃・販促・光熱等を除外後)

👉 この構造を「半年で安定運用状態に持っていく」ことが目的。

🧮【収益設計】~メニューと単価で“高LTV型”モデルを構築~

■ 回数券型のメニュー導線(例)
  • 初回体験:3,980円(60分評価+施術)

  • 2回目以降:

     └ 8回券:64,000円(@8,000)

     └ 12回券:90,000円(@7,500)

  • 平均LTV:50,000〜70,000円/患者

  • 継続率:60〜70%を目指す

→ 来院頻度は「週1→隔週→月1」でフェードアウト

→ 「卒業ストーリー」と再利用可能性まで設計

💸【初期資金戦略】〜必要投資と融資計画のリアル〜

項目 金額(目安) ポイント
内装・施工費 200〜300万円 視覚ブランディングに直結する投資
設備・備品 60〜100万円 治療器・ベッド・ICT(予約管理)など
プレオープン+広告 30〜50万円 初月“最大集患”が収益の土台に
運転資金 90〜120万円 家賃、人件費、光熱、顧問料など3ヶ月分
予備費 20〜30万円 雑費・緊急費用・機材追加等

👉 融資目安:350〜500万円程度(+自己資金100〜150万円)

🚀【プレオープン戦略】〜黒字滑り出しの“加速装置”〜

■ 開業前1週間の「プレオープンイベント」でカルテ100枚を貯める

グランドオープン当日から売上を上げるためには、“事前にファンとカルテを蓄積”しておくことが必須です。

✅ 実施期間:オープン1週間前の5〜7日間

✅ 内容例:無料 or 1,000円体験/姿勢分析/小顔体験 etc

✅ 目標:カルテ枚数100枚以上(初回体験者)

✅ 特典:グランドオープン期間限定価格/回数券早期割引

▼ プレオープンの目的は「集患」よりも「信用構築+準備運営」
  • カルテ100枚 → 回数券継続40〜50名 → 2〜3ヶ月分の継続売上確保

  • スタッフの動線確認・問診トーク練習の場にもなる

  • 「SNS/LINE登録者に限定案内」することでリスト蓄積も加速

📌 体験時に「カウンセリング→ゴール設計→予約提案」の一連フローまで完成させておくと、2回目来院率がグンと上がります。

📈【販促設計】〜販促費率10%以内で最大成果を出す~

■ 開業初月(広告投資型)
  • SNS広告(Instagram・LINE):10万

  • Google広告+MEO強化:5万

  • チラシ:1,000〜3,000枚配布(地域反応確認)

    → 初月新患:30〜50名/広告費率:7〜10%

■ 開業2ヶ月目以降(費用対効果型)
  • LINE定期配信・紹介カード・投稿事例化を中心に

  • 紹介1件あたり広告コストゼロ

    → 毎月10〜15名新患キープでも販促費率5%前後を維持可能

✅ 開業半年までの理想シナリオ(時系列)

状態 来患・売上・行動
0ヶ月(プレ) プレオープン カルテ100枚/体験&次回予約で貯金作り
1ヶ月目 グランドOP 新患30〜40名/売上60〜80万
2ヶ月目 安定化フェーズ 継続売上+新患10名/売上90万超
3〜4ヶ月目 紹介導線・単価向上 回数券率↑/単価8,000円台へ
5〜6ヶ月目 月商130万ライン突破 分単価200円、販促費率8%以下

STEP4:整骨院経営は“ブランディング型ビジネス”である

〜「伝えたいこと」ではなく「伝わる価値」を設計する〜

■ 「技術力があれば自然に患者は集まる」は通用しない時代

今やGoogleマップで「整骨院」と検索すれば、半径1km以内に10院以上が表示されるのが当たり前です。

技術や知識だけでは差別化できず、“どこも似ている”という印象の中に埋もれてしまう時代です。

この状況で問われるのは、「何ができるか」ではなく、

「患者さんからどう見られているか?どう選ばれているか?」という“顧客視点のブランド設計”です。

■ ブランディングとは「誰に、どんな価値を、どう届けるか」を明文化・体験化すること

単なるコンセプトやロゴづくりではありません。

整骨院におけるブランディングとは、“患者視点で感じられる強みやメリット”を、言語・空間・体験として一貫させることです。

❌ 「産後骨盤矯正が得意です」

✅ 「産後の不安を抱えるママが、“安心して子連れで通える空間”と“3ヶ月で体型が戻る実感”が得られる院です」

この違いが、「企業都合の発信」か「顧客視点のブランド」かを分けます。

■ 院長“自身”がブランドとなる3つの理由

  1. 患者は技術より“誰にやってもらうか”を重視している

  2. SNS・LINE・口コミの内容=“院長の人となり”で拡散される

  3. 信頼は「技術」より「理解と安心感」から生まれる

だからこそ、院長自身が

「〇〇地域で〇〇に悩む人の力になる専門家」

として“社会的な存在価値”を明確に発信することが重要です。

■ ブランディングに必要なのは“顧客の言葉”で表現された価値

ブランディングを自分視点で考えると、「他院との違い」「資格や経験」「こだわりの施術法」などを強調しがちです。

しかし、それは**患者にとっての“価値”に翻訳されていない自己満足(エゴ)**になってしまいます。

✅ 患者が知りたいのは「あなたは私の悩みにどう寄り添ってくれるのか」

✅ 知識や技術ではなく「通うメリット」が一目で伝わること

例:

  • ❌「筋膜リリースを使っています」

  • ✅「朝の起き上がりでツラい腰痛が、2回目からラクになったと驚かれる整体です」

■ 顧客視点からのブランド設計の3ステップ

ステップ1|ポジショニング(誰のどんな悩みに寄り添うか)
  • 年齢・性別ではなく、“生活背景”まで踏まえたペルソナ設定が重要

  • 「どこでもいい」から「ここじゃなきゃ」と思わせる設計へ

ステップ2|“体験”としてのブランディング
  • 内装/会話/接遇/配信すべてが「世界観の一部」になる

  • 見た目や言葉だけでなく、「安心感」「分かってもらえた感」を含めて体験を設計する

ステップ3|言葉と発信の整合性
  • HP、チラシ、SNS、LINE…それぞれで患者の頭の中に同じ印象が浮かぶか?

  • 使う言葉が、院長ではなく患者の目線で語られているか?

■ 成功している整骨院に共通するブランディング実例

項目 実践内容
ターゲット特化 「30代産後ママ専門」など“誰に”が明確
世界観統一 SNS〜LINEまで、空気感・言葉・色が一貫
院長の人間味 自己紹介・開業理由・家族や想いを発信
体験重視設計 予約から来院・会話まで「安心感」に設計意図あり
患者の声活用 「なぜこの院を選んだか?」を口コミ・事例で可視化

✅ ブランディングは“顧客にとっての違い”をつくるもの

競合と比べて何ができるか、ではなく

「この整骨院は、私に合っている」と思わせる主観的価値こそが、集患・単価・リピートをすべて左右します。

ブランドとは「あなたが決めるもの」ではなく、

「患者の頭の中にどう記憶されるか」である、という視点を常に持ちましょう。

STEP5:開業時の“失敗を防ぐ”仕組みとスケジュール管理

~動き出したら止まらない。「やり切れる設計」にしておく~

■ 開業準備は「決断の連続」。その都度立ち止まらない仕組みを

整骨院開業は、「目的が明確になった」「ターゲットも決まった」「黒字設計もできた」――

それでも、途中でつまずいてしまう人が後を絶ちません。

なぜか?

それは「準備不全」ではなく、“判断の余地が多すぎる設計”になっているからです。

たとえば…

  • メニューをまだ完全に決めていない

  • 内装や備品の発注がギリギリ

  • スタッフを入れるかどうか迷っている

  • 開業日の確定が遅れて、販促が後手に

こうした “迷いが残ったまま”の状態で準備を進めると、次々に決断が先送りになり、時間とお金だけが削られていきます。

成功している開業者には、共通してこうした思考があります。

✅「やること」より「やらないこと」が決まっている

✅「この日までに○○を終える」という“逆算カレンダー”がある

✅ “あとで考える”を残さない、という準備の徹底

■ 開業準備に必要なスケジュールと仕組みづくり(実践編)

タイミング やること ポイント
6ヶ月前 ビジョン・目的の言語化
資金計画・ターゲット設定
決断の軸=この段階で明文化しておく
5ヶ月前 物件候補の調査開始
融資の準備(事業計画書)
銀行面談・金額の逆算設計がカギ
4ヶ月前 内装設計・メニュー設計
HP・MEO準備開始
この時点で「見える化された商品」が必要
3ヶ月前 販促導線の準備(SNS・LINE)
求人(必要な場合)
反応が出るまで1ヶ月以上はかかると想定
2ヶ月前 内装着工・スタッフ研修開始
チラシ・SNS広告内容決定
「配布媒体×顧客導線」の全体設計
1ヶ月前 プレオープン告知・予約開始
各種届出・看板施工
イベント運営と同時並行で調整必要
開業前週 プレオープンイベント実施(5~7日間) 100枚のカルテを目標にし、初月売上を事前に作る
開業当日以降 来院者フォロー・LINE自動化・口コミ活用 2回目来院率・リピート率が鍵になるフェーズ

■ 判断に迷った時は「軸」に立ち戻れる設計がカギ

整骨院の開業準備では、「すべてを完璧に仕上げてから始める」のは現実的ではありません。

大事なのは、

  • “準備済みの部分”から前に進むこと

  • “判断すべき軸”をあらかじめ設けておくこと

  • “あとからブレないための設計図”を持っていること

つまり、やることを減らすのではなく、迷いを減らす設計が必要なのです。

✅ 整骨院開業を“動かし切る”ためのポイント

  • 「やらないこと」を決めておく(例:保険診療は導入しない、など)

  • スケジュールを“自分で見える化”し、関係者と共有する

  • 仕組みで判断をサポートする(例:集患導線テンプレート/価格表の型)

  • 開業前に相談できる専門家・伴走者を持つ

📌 ひと言アドバイス(整骨院専門コンサルの現場より)

「開業って、やること多くて大変ですよね…」

こう言う方の9割は、“やることが曖昧”なのではなく、

“迷う余白が大きすぎる”準備をしているだけです。

正しい順序と型を持てば、開業はもっとスムーズに進みます。

STEP6:整骨院開業に必要な届出・許可・行政手続き

〜見落としがちな“法律・制度系の準備”をスムーズに〜

■「知らなかった」では済まされない。開業に必要な手続き一覧

整骨院を合法的に運営するためには、いくつもの行政機関への届け出や許可取得が必要です。

特に「保険施術を行う場合」には、提出先や申請書類が複雑に絡み合います。

ここでのミス・遅延は、

  • 開業日に施術ができない

  • 保険請求ができない

  • 行政指導の対象になる

といった致命的トラブルにつながるため、**「いつ・どこに・何を出すのか」**を事前に整理しておくことが重要です。

■ 開業前に必要な主要手続き一覧【保険あり・なしで異なる】

区分 手続き 提出先 申請時期 ポイント
開業届 開業届出書(個人事業開始) 税務署 開業後1ヶ月以内 青色申告するなら同時に申請
施術所開設届 施術所開設届出書/平面図等 保健所(都道府県) 内装完成後すぐ 管轄によって立入検査あり
柔道整復師免許証の写し 資格証明書 保健所等に添付 上記と同時 コピーでOK、原本提示求められることも
受領委任届出 健康保険の取り扱い申請 地方厚生局 開業の約1ヶ月前 保険施術を行うなら必須。承認に1ヶ月以上かかる場合も
施術管理者研修受講 自費院なら不要 柔道整復研修財団 等 開業の3ヶ月以上前推奨 保険を使うなら「経験年数+研修修了」が必要
療養費取扱に関する契約書 柔道整復師会や保険団体 任意だが推奨 開業前 請求代行や情報提供を受けられる

■ 自費施術メインで開業する場合の注意点

保険制度に頼らず、「自費特化型」で開業する整骨院も増えています。

この場合、保健所への開設届は必要ですが、「受領委任の申請」や「施術管理者研修」は不要です。

ただし、次のような法的・制度的な配慮は必要です。

✅「保険を使える」と誤認させない広告表現

✅ 領収書の記載内容や説明義務

✅ 事故やトラブルに備えた損害賠償保険の加入

■ 提出書類の“タイムラグ”に要注意!

多くの開業支援現場でよくあるミスは、「提出済なのに承認が下りない」こと。

とくに保険関連の審査・承認は1〜2ヶ月かかることもあり、“完了してから開業”が原則です。

💡そのため、

➡️ 申請する前に

 ✅メニュー設計

 ✅開業日

 ✅レイアウト・施術体制

がある程度確定していないと、書類が作れないという矛盾も発生します。

■ 実践アドバイス:行政手続きの進行に強いパートナーを持とう

  • 顧問税理士が開業届をサポートしてくれるか?

  • 柔道整復師会に加入するか否か(書類作成サポートあり)

  • 地域の行政窓口との事前面談で、ローカルルールを確認済か?

✅ 成功している院長の多くは、「自分で調べて何とかした」ではなく、

**“制度に詳しい人と一緒に進めた”**という共通点があります。

📌ひとこと補足(コンサル現場より)

「知らなかった」で済まされないのが法令関係。

ですが、焦って情報を集めても“肝心な順番”を間違えると、二度手間・開業遅延につながります。

私たちが支援する際は、

✅ スケジュールと書類提出のタイミングを連動させ

✅ 「次にやるべきこと」が一目で分かる進行表を作成しています。

STEP7:集患導線とプレオープンの仕込み

〜開業初月から黒字化するための“集客設計と仕掛け”〜

■「開業したけど患者が来ない」を防ぐ唯一の方法

整骨院開業でよくある失敗の1つが、「開業初月の集患ゼロスタート」です。

  • 「開けたら自然に来るだろう」

  • 「チラシをまけばなんとかなる」

  • 「とりあえずオープンして様子を見よう」

という姿勢では、初月から赤字が確定します。

集患とは“開業前から始まっているプロジェクト”であり、

**「開業した時点ですでに一定数の来院予約・カルテを持っている状態」**を目指すべきです。

■ プレオープン施策は“売上”ではなく“信頼の先行投資”

開業支援の現場で成果が出ているのが、

**「1週間のプレオープン期間でカルテ100枚を集める」**というモデルです。

✅ 開業1週間前に、無料〜1,000円の体験会を開催

✅ 院の想いやコンセプトを伝える機会にする

✅ 来院後に「体験→継続提案→次回予約」を設計

✅ LINE登録+口コミ依頼でリスト&認知も同時拡大

こうした導線設計ができていれば、

開業初日から回数券購入者が発生し、2ヶ月目以降も安定したベース売上を確保できます。

■ プレオープン戦略の具体的な流れ

期間 アクション ポイント
開業2ヶ月前 SNS開設/LINE導入 開業予定日/準備中コンテンツを発信開始
開業1ヶ月前 プレ告知チラシ/Web広告 地域反応をテスト。LINE登録へ誘導
開業7〜3日前 プレオープン期間 目標:5〜7日で100人体験・カルテ化
プレイベント中 体験+評価+提案+予約導線 「カウンセリング→継続提案」まで一連の流れを習得
グランドオープン当日 初診枠を“継続予約者”で埋める 新患獲得コストを限界まで抑えつつ黒字滑り出し

■ 集患導線設計の基本フレーム【3ステップ】

① 見つけてもらう

 ➡️ SNS(Instagram/X)、Google(MEO)、チラシ

② 気になってもらう

 ➡️ コンセプト/写真/体験内容/口コミ投稿

③ 来院まで導く

 ➡️ LINE登録/予約導線/返信対応のスピードと温度感

この“見つかる→興味→来院”の導線が、一貫性のある世界観・言葉・体験設計でつながっているかが重要です。

■ 体験会で終わらせない“2回目来院率UP”のコツ

せっかくのプレオープン体験も、「継続につながらない」と意味がありません。

✅ 初回で“ゴール設計と提案”まで行う

✅ 回数券を「お得」ではなく「必要性」として提案

✅ LINEで翌日にフォロー(予約確認・感謝メッセージ)

✅ 来院3回目までは“来やすさと目的意識”を強化

この仕組みができていれば、カルテ100枚 → 回数券40〜50枚 → 2〜3ヶ月の売上確保が実現します。

■ コンサル現場からの実践アドバイス

  • プレオープンを「本番の練習」にせず、最初の勝負場と位置づける

  • 1日15人×7日で100人。スタッフ体制・シミュレーション必須

  • SNS/LINE/口コミ連携が“加速装置”になる(事前運用しておく)

特に、オープン前の「ファン化」と「信用貯金」ができているかが、半年後の売上に直結します。

STEP8:チーム体制とスタッフ採用・教育設計

〜“1人で回す限界”を超えるには、開業前からの仕組みづくりが鍵〜

■ 整骨院開業は“1人運営”からスタートするべきか?

多くの開業希望者が悩むポイントが「スタッフを入れるかどうか」です。

✅ コストを抑えるために最初は1人?

✅ 受付・補助スタッフがいた方が施術に集中できる?

✅ 採用・教育・人件費がリスクにならないか?

確かに、完全1人型で利益率を高めることもできます。

しかし、開業当初から「分業体制」がある整骨院は、施術に集中できる・教育が間に合う・売上の天井が高いという利点があり、

半年後の利益成長率に大きな差が出てきます。

■ 開業前に決めるべき“チーム設計”の3つの視点

① 院の提供価値から必要な役割を逆算する

👉 例:託児対応を打ち出すなら保育補助やキッズスペースの担当が必要

👉 自費特化・カウンセリング型のスタイルなら「受付と施術補助」は分離した方が効果的

② スタッフ人数・シフト・時給の収支バランスを設計

👉 スタッフ1人あたりの人件費:売上の20〜25%以内が目安

👉 受付スタッフ:時給1,100円 × 5h × 月20日 ≒ 月人件費11万円前後

👉 目標単価と回転率で「雇っても利益が出る」ラインを逆算

③ 採用活動と教育設計を同時にスタート

👉 求人掲載〜面接〜採用まで1ヶ月以上かかるケースが多い

👉 マニュアル・研修動画・ロールプレイなど教育ツールを開業前に準備

■ よくある失敗:「人が育たない」「辞める」「任せられない」

スタッフが定着しない整骨院には、いくつかの共通パターンがあります。

  • 院長の頭の中だけで運営が回っている

  • ルールや教育体制がなく、属人的になっている

  • 求める人物像が曖昧で、ミスマッチが発生する

🟡ポイントは、「人を雇うこと」ではなく、

**「仕組みで人が育つ状態をつくること」**です。

■ 開業時から“強いチーム”をつくるための5ステップ

ステップ 内容 ポイント
① 求める人物像の明確化 経験・性格・価値観など 「こういう人と働きたい」を言語化
② 採用導線の設計 求人媒体・SNS活用 LINE応募や知人紹介も活用。早期募集がカギ
③ 教育コンテンツの準備 接遇・受付・清掃・基本対応 マニュアル+動画+ロープレで“任せられる状態”を事前に
④ 定期ミーティング体制の確保 月1振り返り・改善会議 数字共有・改善提案の場を習慣化
⑤ チームで成果を喜ぶ文化づくり 院内掲示・報酬・表彰など 数字以外の評価軸を設けて、定着力を上げる

■ コンサル視点:1人型とチーム型の判断基準

比較項目 1人型 チーム型
初期コスト 最小限(低リスク) 人件費+教育コスト必要
施術集中 難しい(受付・会計も対応) 高い(施術専念可)
回転数 限界あり 分業で効率UP可能
拡張性 低い(分院展開が難しい) 高い(モデル化可能)

➡️ 開業後3ヶ月以内に「次の人材が必要」と気づくケースが多いため、最初から仕組みだけは用意しておくのが理想です。

6. よくある質問(Q&A)

〜開業相談で特に多いリアルな疑問に、整骨院専門コンサルが本音で回答〜

Q1. 開業資金はいくら必要ですか?自己資金ゼロでも可能?

A. 平均的な整骨院開業の初期投資は、総額400万〜600万円程度が目安です。

そのうち、日本政策金融公庫などの融資で350〜500万円を調達し、自己資金100万〜150万円を用意するのが一般的です。

✅ 物件取得・内装・備品で300万前後

✅ 開業前広告・プレオープン費で30〜50万

✅ 運転資金(3ヶ月分)+予備費で100万以上

自己資金ゼロでも申請は可能ですが、通過率が落ちるため「自己資金の見せ方」も戦略的に設計すべきです。

Q2. 保険メインでも利益は出ますか?

A. 難易度は高いです。現在の診療報酬水準・来院頻度では、保険メイン型は利益率が非常に低くなりがちです。

今後の物価高・最低賃金上昇を踏まえても、自費導入なしで黒字化するのはかなり厳しいのが現実。

最低でも「1回あたりの分単価200円以上」「平均単価3,000円以上」を設計しなければ、安定経営は難しいです。

Q3. ホームページやSNSは開業してからでもいいですか?

A. 遅いです。集客準備は“開業2ヶ月前”からが基本です。

Google検索・MEO対策・SNSでの露出・LINE登録など、

患者さんの認知や信頼構築は「出店前から」始まっています。

📌 特にプレオープン告知では、「Instagram」「LINE公式アカウント」が要となります。

開業と同時に広告を打っても、認知されていなければ集患効果は出ません。

Q4. 施術に自信があります。それだけでも患者さんは来ますか?

A. 技術があることは前提条件ですが、それだけでは不十分です。

患者さんが選ぶ基準は、「何ができるか」ではなく「自分にとってどう役立つか」です。

そのためには、

✅ 誰に向けた整骨院か(ターゲット設計)

✅ どんな変化が得られるか(結果の提示)

✅ 通いやすいか・安心できるか(体験設計)

が必要です。

“技術が伝わる仕組み”まで設計して、初めて選ばれる院になります。

Q5. 立地はどこを基準に選べばいいですか?

A. 立地選びは、「コンセプトとターゲットとの整合性」が最も重要です。

例えば:

  • 主婦層ターゲット → 駐車場あり、住宅街/郊外型モール近辺

  • 学生アスリート → 学校・駅近、部活帰りの動線上

  • 30代共働き → 駅近・予約制・夜営業ありのオフィス街対応

また、看板設置の可否/競合状況/医療モールとのバッティングなども、開業後の集患に大きく影響します。

感覚で決めず、必ずエリアマーケティングを実施してください。

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