「社員数の壁」~30名で頭打ちA社と100名以上に成長のB社、この差は何?
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皆様、いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
船井総研の萱間です。
今回は、整骨院の経営者様向けに、他院との競争や「価格競争に巻き込まれない」ための経営戦略について整理していきます。
組織の壁=スタッフ数の壁
「組織の壁」(別名「スタッフ数の壁」)というものが、整骨院の成長にも存在します。具体的には、10名、30名、50名、100名、300名というステージごとに経営が直面する壁があると言われています。日本全国の企業を見ると、10名の壁を超える企業は約23%、30名の壁を超える企業は約6%となり、50名以上の企業はさらに少数となります。
これは、整骨院においても同様で、成長を続けるためには、スタッフ数の段階ごとに経営者が視点を変え、組織運営を改革していく必要があります。スタッフが増えると、経営の課題や方向性も大きく変わり、従来の方法では成長が止まる可能性があるのです。
ケーススタディ:成功する整骨院とそうでない整骨院の違い
ご支援させていただいている整骨院の中に、同じ時期に開業したA院とB院があります。A院はスタッフ数30名程度で頭打ちですが、B院は100名を超えてさらに成長を続けています。この差はいったい何でしょうか?皆様の整骨院は、スタッフ数や売上をどの程度まで伸ばしたいとお考えでしょうか?
◆「壁」の乗り越え方 〜 規模が全てではないけれど 〜◆
規模(スタッフ数)が大きいことだけが整骨院経営における「善」ではありません。しかし、スタッフが増えることで、一人ひとりの特性や多様性を活かせる組織になりやすいのは事実です。小さな規模では、施術を担当するスタッフに頼りすぎてしまいがちです。これでは院の成長が停滞する可能性があります。
例えば、30名規模の整骨院と300名規模の整骨院の比較からも、その差が明確に見えてきます。
成長を続ける整骨院の特徴
成長し続ける整骨院の院長は、たとえ経営が苦しい時期でも、新たなスタッフの採用を怠らず、継続しています。また、経営が厳しい時期にこそ、新しい施術メニューの開発やマーケティング戦略の見直しを行い、未来への投資を行っています。
一方、成長が頭打ちになる整骨院は、スタッフ数が少ないうちに多くのメニューやサービスを試しすぎて、組織がまとまらず、大きな成長を遂げることができません。また、スタッフの教育やマネジメントに投資せず、院長自身がプレーヤーであり続けることが多いです。
◆壁を乗り越えるために必要なこと◆
成長を続けるためには、施術メニューや経営モデルだけでなく、次のようなポイントが重要です。
人材育成:スタッフが「院」や「理念」を好きになるような幹部育成。
資金調達:成長に応じた金融機関との付き合い方を確立する。
組織作り:スタッフ数が増えても、一体感を保つ強固な組織を構築。
デジタルシフト・DX:整骨院業界においても、デジタル化が不可欠です。
事業承継・後継者育成:将来の経営者を育成し、院の長期的な成長を見据えた対策を取る。
これらを実践することで、複雑化する経営課題を乗り越え、整骨院を持続的に成長させることが可能になります。
「社員数の壁」~30名で頭打ちA社と100名以上に成長のB社、この差は何?
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