コロナに負けない、【緊急時】の整骨院経営

2020年3月8日配信

カテゴリ:
経営

コロナウィルスが整骨院経営にも影響を及ぼしてきています。

特にオフィス街に出店されている整骨院は新規・既存ともに来院数が減少しています。
逆に、住宅街や駅から近いような生活圏内にある整骨院はそこまでの様です。

この状況を「必要・必然・ベスト」のマインドでビジネスを考えていくことが重要だと思います。ただ、今後日本全体の経済成長が鈍化することを予測して下記の点に力を入れていくと良いでしょう。

1)必需品(コモディティ)に力を入れる
不況になると、特別なもの、ぜいたく品が売れなくなり、必需品は需要が高まります。整骨院でいうと、ぎっくり腰、しびれのような急性症状や、悩みが強い症状。交通事故といった点が該当するでしょう。

2)手元資金をあつくする
月商の3~4か月分くらいの手元資金をもつ。できればそれ以上。銀行から借りられるだけ借りて金利よりも借入額にフォーカスをあてる。また助成金にもアンテナをはりましょう。

3)業際(はざま)に力を入れる
今、やっていることだけでは、市場が縮小するので売上縮小に直結します。現在やっていることと、お隣の業界との間の はざま(業際)を狙って、新規事業を拡げます。
例えば、整骨院では免疫力UPの健康食品や、美容メニューを導入するなどすることです。

4)採用
不況期は中小企業にとって採用はチャンスです。

5)新規開拓
法人営業の場合、お客も時間があるので、話をきいてもらいやすい。したがって、交通事故集患のための地域営業や自費施術における連携(産婦人科と産後骨盤矯正など)

また、今後について下記の点も本気で考えていく必要があると思います。

1、 今後出店する際の立地選定
2、 整骨院単体で事業を拡大していくのかどうか
3、 集客に頼らないストックビジネス化
4、 業績ダウンにも持ちこたえられる財務体質

そして、上記4点を進めていくうえで最も重要な経営数値は

①1人生産性=100万円以上
②営業利益率=11%以上(業界黒字平均3.5%の約3倍)

前者は皆さんの会社ではいくらでしょうか?
これからの時代、多店舗がすごい訳でも強いわけでもないです。単店だから弱いとか不利とかではないです。

「時代の流れに合わせてスピード感もって決断できるか。そしてホンモノを追求しホンモノを提供できているか。」

一人生産性100万への道は、、、
①自費導入
②交通事故強化
③物販付加
④効率化

大きく分けて4つです。
ここから単価はどうするか?適正来院頻度は?物販は何をどう提供する?事故の集患方法は?そもそも取り組みを進めるうえでのスタッフさんへの説明や理解は?

大変な時期だからこそ、しっかり向き合いたいものです。

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